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男女群島釣行記四日目

男女群島釣行記三日目の続き


『ラストチャンス』
4時前、アラームが鳴るより早くに目が覚める。
ホント、風が無くて温かくて平らで柔らかい床で毛布に包まって寝られるのは幸せだと思う。
どれだけ疲弊しきっていても、ちゃんと寝られれば疲れは癒されるということを改めて感じた。
筋肉痛も昨日より増している感じだけど、慣れたからなのか、不思議と身体はサクサク動かせる。
ただ、キャストし続けたことによりロッドを握る右手に豆が出来て痛い。
しかし、割れるまでいかないから、まだまだなんだろうね、きっと。
とりあえずは我慢できそうだから、このままやろう。
昨夜夕食を頂いた場所に出てみると、船長さんとポーターさんは人数分の弁当をちょうど作り終えた頃。
本日も宜しくお願いします。
エンジンが掛かり、錨を上げ、出船。
昨日夕方に回った磯々を順繰り順繰り回って弁当を配る、魚を回収する、磯を替える。
依然として風が強く、波も立つ、場所によっては激流だったり、そんな中で、船首を磯に接触させる瞬間はいつ見てもハラハラするのだが、
しかし、そこは、熟練の船長さんと誘導するポーターさん、抜群のコンビネーションで安全かつ確実に仕事をこなす。
心配する必要なんてない。

自分の番が来た、降りた磯は、『沖の平瀬』。
男女に来て初めて、スパイクのありがたみを感じる磯。
今まで降りたとこはほとんどがピンスパイクでも滑っており、その意味をほとんど成していなかったのだが、この磯ではしっかりとグリップする、ものすごい安心感。
早速、荷物を比較的平らな所に移し、朝ごはんの用意。
今日は、頂いた弁当にサンマの缶詰を乗せてみる・・・、もう、言わずもがな、なんでこんなに旨いんだろうっていうくらい旨い。
一気にかき込み、コーヒーを飲みながら、真っ暗な磯際を眺める。
さて、どう攻めたら良いものか、と思案する。
もう、あと数時間後には帰りの便に乗ってるんだなぁ。
これで最後、なんとか一矢報いることはできないだろうか・・・。
とりあえず、暗いうちからトッププラグを流れに乗せ、引く。
強く吹き付ける風に乗せてプラグを飛ばすと面白いように飛ぶし、流れもあるので遠くを攻める事が出来るけど、これまでヒットがあったのはほとんどがピックアップ直前なので、マサを意識しつつ、磯際を攻める。
次第に辺りは明るくなったので、ヘッドライトを外し、ミュートスに持ち替えてジグをキャスト。
風も間欠的になってきたので、場所を替え、タイミングを図りつつミノーを引く。
再度トッププラグに、ジグに、ミノーに・・・。
回収30分前、片づけをしなければいけないので、ここでタイムアップ。
本日、PNB。
結局、力及ばず、しかし、やれることはやったので悔いはない。
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『拍手喝采』
片づけを終え、朝下ろしてもらった場所に荷物をまとめ、ボーっと海を眺める。
すると、昨日昼までお世話になっていたヘリオスが近づいて来て、船長さん、「どうでしたかー?」。
面目ないです、力不足で揚げられませんでしたので、必ずまたいつかリベンジしにきます。
ちょうど磯替えで、乗ってくる方々の荷物の積み下ろしを手伝い、しばし談笑。
「ルアーでねぇ」「へえー、デカイのに切られちゃったんですか」「どちらから来たんですか?」
北海道ですって言ったら、「ええー!?こりゃ拍手もんだー!!」って拍手されちゃった。
よく来たねぇーって言われて、はい、来ちゃいましたって。
写真撮ってもらい、写真撮らせてもらい、お互いブログに載せますねと。
なんだか、こういう出会いって本当に嬉しいし楽しい。
橋本さん、平野さん、ありがとうございました。
また九州来るとき連絡しますね。
それからちょっとするとカイザーがお迎えに。
乗り込み、横になった帰路、波が高い、跳ねる、浮かび上がる身体、ぶつける頭、シェイクされる内臓。
こんな状況でも・・・寝られる・・・もんだ・・・zz
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『帰港、そして・・・』
起きたら港間近だった、だといいんだけど、実際は五島列島の辺りで目が覚めた。
でも1時間以上は寝たかな。
電波が通じる、誰かと連絡取るなんてホント久々、って思いながら最初の投稿はtwitter。
無人で電波の通じない磯に数泊するって言ったら心配していた家族にも連絡。
色々な人から返信がくる度に、あー帰ってきたんだなぁって。
すごい長い期間行っていたような、でもあっという間に終わってしまった。
身体がボロボロになるまでキャストを続け、今まで経験したこともないような強烈な引きを味わい、そして、手ぶらで帰ってきた。
悔いはないけど、時間が経つにつれて悔しさが増してくる。
あのときああしていれば、こうした方がよかったんじゃないか、なんであれやんなかったんだ等々・・・。
あれ?矛盾してる?まぁいいや。
今までそれほど大きいのを掛けたこと無かったし、掛けたら大抵の場合釣り上げれてた。
それが今回、最大限の準備とトレーニングをしていったにも関わらず、太刀打ちの出来ない大物と対峙した。
今回の大きな敗因は、慢心、用意した道具で少なからず安心していた気持ち、だと思う。
それが、ドラグの甘さやファイト体勢に入る際の時間の遅延、結果、根に潜られるという事態を引き起こしてしまったのではないかと。
まったく、いつになったら中級者になれるんだろうか。やれやれ。

しかし、釣れなくてこれほど悔しいと思ったことはない、という瞬間は帰港後に待っていた。
帰港し、荷物を上陸させ、それから各々車に積み込むのだが、その前にクーラーボックスに氷を詰めてもらう。
その際、みなさんクーラーを開き、釣れた魚のブツ持ち写真を撮る。
近くのスーパーで見たクロとは比べ物にならないサイズが次々と写真に収められる。
中には伊勢エビの姿も、触角は折れてしまってたけど、それも立派なサイズ。
午後の便に乗る人?も大勢居て、魚でいっぱいになったクーラーを見て回る。
本当に、どのクーラーも魚でいっぱいで、自分も楽しくてパシャパシャ写真取りながら見て回る。
さて、そろそろ荷物を片づけようかな、と自分のクーラーを持ち歩いてると、「すいませんー」と話しかけられた。
「ちょっと中見せてもらってもいいですか?」



「空っぽです\(^0^)/」



その後入ったあじかの温泉で涙はキレイに流した。
いや、しかし、四日?五日?振りの風呂は死ぬほど気持ちよかった。
ホント、死ぬかと思った。
もう、いっそのこと殺してくれ/(^0^)\
マサ釣って、あの場で「(ノ∀`)」って顔したかったなぁ(;_;)
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余裕があれば、男女群島出発前の出来事をまとめたいと思います。

→ まとめました
   男女群島釣行記準備他









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by sakanatsurinisshi | 2013-03-13 00:02 | 遠征

悲願の神子元島

昨年、伊豆まで来るも悪天候のため果たせなかった沖磯釣行。
(前回の伊豆遠征の記事はこちら →   
今回は天候にも恵まれ、ようやく夢にまで見た神子元島に渡ることができました。
その道中に起こった悲劇の数々、とくとご覧ください。
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2012年5月11日(金)
今回の遠征の始まりは、釣行予定日前日の移動から。
東京での用事を済ませ、夢や希望が詰まったスーツケースを背負い、大急ぎで新幹線『こだま675号』名古屋行きに飛び乗った。
今回は、前回の経験があったので準備は滞りなく済ませられたかなー、と新幹線に揺られながらコーヒー片手に車窓からの都会の風景を眺める、
なんてことはせず、ひたすら、次の乗り換えはどれだとか、時間は、ホームは、という、現地に到着するまでのルート検索に必死。
今回は、品川→(新幹線こだま)→熱海→(伊東線)→伊東→(伊豆急行線)→伊豆急下田というルート。
乗り換え2回、費用5,970円、移動時間2時間39分。
帰りは、伊豆急下田→(伊豆急行線)→熱海→(東海道本線)→品川という新幹線を使わないのんびりルート。
乗り換え1回、費用3,780円、移動時間3時間30分。
熱海に着き、外の景色を眺めると、ああ、またここに来たんだな、と沸き起こる感慨深い気持ち。
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ちなみに、この日のトラブル一覧。
・コインロッカー事件
用事を足すのにスーツケースを持って行くこと出来ないので、品川のコインロッカーをくまなく探すも空き無し、自分と同じようにスーツケースを押してロッカーを徘徊している人多数、ちょっぴり芽生える仲間意識。
仕方なく、浜松町の駅を探すと空きロッカー発見、500円、財布にちょうど500円玉、意気揚々と安堵のため息をつきながら入れる、しかし入らない、使用硬貨100円玉オンリー、愕然としたところにすぐそばに自動販売機発見、1000円札で120円のコーヒーを購入、よし、と思うも、気がつけば手元には500円玉が2枚、100円玉は3枚、仕方なくコーヒーをもう一本購入し、なんとかロッカーにしまうことが出来たというお話。

・新幹線事件
新幹線に乗る際、改札で乗車券と指定席券二枚通さなければいけないことを知らずにゲートを閉めだされるという事態発生。
ちなみに、指定席券は買っていたけど、suicaを使おうとしていたため乗車券は持っておらず、乗車券の買い直しが必要、列に並ぶ、操作にも手間取る、新幹線の発車時刻は迫る、焦る。
喫煙できる指定席は16号車ということで、改札抜けてから一番端っこまでいかなければいけなく、スーツケースを押してすごいスピードでプラットホームを駆け抜けたのはいい思い出。

・ロッド未配達事件
着いてから船長さんが迎えに来てくれたが、そこでまだロッドが到着していないことを知らされる。
確実に着くもんだと思ってお客様伝票は自宅、荷物の番号が分からない、黒猫に送り主と届け先の情報を伝え、今荷物がどこにあるかを確認してもらい、なんとか近所の集荷所に届いていることが判明、船長さんのお母様に連絡し、集荷所にも店を開けておいてもらい、なんとか手元に届いた、もうホント色々な人に迷惑を掛けてしまって申し訳ない限り。。。




そんなこんなで、ようやく一息つき、ビールを飲みながら明日の準備に勤しむことが出来た。
明日はどんな場所でどんな潮が動いててどんな魚が現れるのだろう、と考えながら荷物を整理するのは本当に楽しい。
むしろ、寝れない。
が、しかし、次の日は3時半に船長さんが迎えに来てくれるので、早々に寝なくては体が持たない、ということで12時には布団に潜り込んだ。
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2012年5月12日(土)
本日渡るのは神子元島、縦で切って半分から東側は水深が浅くヒラスズキ狙い、西側は十分な水深がありカンパチ狙い。
最近はヒラスズキが好調とのことで、朝一は東側を攻めてみることに。
カンパチは潮次第、いい潮が流れると期待が持てるとのこと。
念のため、両方の準備を整え、いざ出船。

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ほんの数十分、ぼーっと外を眺めていたら気が付いたら現地到着。
船の先端を磯に押し付け、その間に、荷物をバケツリレーで運び、全員渡る。
沖堤防だったら渡ったことはあったが、磯は初めて、夢にまで見たその光景、楽しすぎて顔はにやけっ放し。

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朝一降りた場所。
朝は東側はウネリが多少あり、サラシも程々に広がる。
『ヒラスズキを釣るのに程好いサラシ』というのを知らないので、『いい感じのサラシ』なのかどうかは分からないが、とにかくサラシは広がっている。
もしかしたらこのどこかにヒラスズキが潜んでいて、自分が通すルアーに今にも噛みついてくるのではなかろうかと心臓バクバクさせながらキャストを繰り返すも音沙汰なし。
ちっちゃなベイトが群れで泳いでるのは確認した。
どこかにはいるはず、悪いのは自分の腕と知識。
神子元島ランガン開始。

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島の西側にも歩いて行けるとこはあるが、どこも人がいっぱい。
なので、東側+北側で行けるとこを探す、が、断崖絶壁多数。
結局は最初に降りたとこ周辺が良さそうだったのでひたすら打つがノーバイト。
ショアジギがやりたくなってきた。

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ずっと水深浅いところでやってたので、水深を求め船長さんに連絡、磯替わり。
状況としては、潮回りが悪く、グレをやってる人たちも苦戦しているとのこと。
朝一、ヒラスズキを2本掛けたがどちらもバラシたとのお話も、やはり釣る人は釣るんだと再認識。
本当は島の北西側にある離れた磯に渡してもらう予定をしていたが、ウネリが出てきて波を被っていたので断念、比較的安全なところで降ろしてもらうことに。

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島の北西部、端っこ、十分な水深、期待十分、しかし、動かぬ潮、簡単に底を取れる状況。
足場が高く、プラグを使い辛かったためジグオンリー。
久々のショアジギング、悲鳴を上げる身体、すぐに疲れてしまう。
今度来るときは肉体改造も必要だと改めて思った。

まったくのノーバイト、心も折れ掛かってきたが、せっかく来たのでひたすら体に鞭を打ち、キャストする。
周りのグレ釣りの人たちも、ほとんど竿がしならない。
状況は厳しい。
そんな中、ふとキャストしてた位置とは違う方向の海況を眺めていると、何やらおかしい。
潮がすごいことになっている。
これが、船長さんの言っていた、カンパチが好調の時の『潮の流れ』なのかもしれない。
ちょうどキャスト出来る場所があったので、急いで移動。
80gのジグをキャスト、しかし、底が取れない、油断して根掛かり。
120gでギリギリ底を取れる、ひたすら攻めるが、あっという間に流される。
周りのグレ釣りの人たちも活気が出てきた。

が、しかし、タイムアップ。
状況は良くなって来ていたが、終了。
無念のPNB。
しかし、やりきった。

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神子元島に別れを告げ、

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下田駅を後にした。
また来るよー。

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いかがでしたでしょうか。
北海道から伊豆まで行って、今回もPNB、何をやっているんだと。
しかし、前回は沖磯にすら渡れず、ある意味土俵に上がることも出来ずに不戦敗を喫していたので、今回は一歩前進したのではないかと思うわけです。
天候が悪い、潮が悪い、今日は日が悪い、遠征の場合はその辺の状況に応じて柔軟に対応することが出来ないので、いいときに巡り合うというのが本当に大変なのだと改めて思いました。
自分の場合、遠くに行くという事は、現状自分のすぐ行ける範囲のポイントよりもターゲットがいる可能性が高いと思われる場所に行くという事と同義であり、遠くまで行ってボーズが怖いから行かない、っていう考えはなく、結果として釣れなかったとしても、色々な意味で『しょうがない』と考える人間です。
遠征に際して、それほどの腕を持っているのかというと、まったくの疑問、というか、愚問にすらなり得るほど自分は初心者、腕はありません。
しかし、自分の住む地域では経験できないことがそこにあり、ステップアップの近道も隠されているんじゃないかな、という僅かな思いもありながら、遠征に赴いてます。
結局、何がいいたいかと言うと、

デカイ魚釣りたい(特に青物)

です。
伊豆にはまた行きます。
今年中、もう一度くらい、また別の地域に行く可能性がありますが、それはまた別のお話。
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by sakanatsurinisshi | 2012-05-19 16:35 | 遠征