「ほっ」と。キャンペーン

男女群島釣行記準備他


出発前からtwitterに投稿した内容をまとめてみました。
(注釈)は帰って来てから視点で書いてます。

↓こちらを読まれてからの方がいいかと存じます。↓
男女群島釣行記一日目
男女群島釣行記二日目
男女群島釣行記三日目
男女群島釣行記四日目



2013年2月13日
18:25
一ヶ月前に取り寄せお願いしたキャタリナの替えスプール、今週末出発なのにまだ届かないのかと連絡してみたら明日届く模様、よかった。
(注釈) 以前、シマノ製のスプールを取り寄せたんですが、一カ月以上掛かりました。取り寄せってそんなもんなんですかね。

21:14
‏ようやく全行程の宿&移動の予約を取った。あとは現地で食糧調達してプラス2万程度かなぁ。これでホゲったらそれはそれでいい思い出ってことで。現地でドンゴロスって買えるのかなぁ。。。バーナー用のガスも調達せねば。
(注釈) タックル準備も入れた総額は結構いい金額いっちゃってます。

2013年2月15日
13:19
大方荷造り完了。今回はスーツケースを使わずに、クーラーボックスに荷物詰め込んで送る予定。あとはロッドケースとドカットにタックル類詰めて。向こうから送る時はクーラーボックスは一杯の予定(笑)だから、箱を調達しないと。
(注釈) 結局、送り返すときも「行き」とまったく同じ形で発送することになるんですが・・・笑

2013年2月17日
11:46
本日15時過ぎの便で福岡へ行き、一泊して次の日平戸へ行き、あじかで一泊して次の日男女群島へGO。一日で30センチ以上積もる雪国としばしのお別れ。最低気温がプラスとか胸が熱くなる。
(注釈) ちょうどここ2~3日の間で結構降り積もって、出発するにの30分~1時間程度の除雪に追われました。

12:06
飛行機に一緒に乗る荷物はコレだけ。
(注釈) 空輸出来ず、ロッドケースを持ち歩くことになってしまいました。陸送だとこの長さ(2m超)も可能ですが、中5日見る必要ありです。佐川が最安値でした。ゆうパックは不可です。
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18:26
福岡到着!あったけーー!っていうか、寒くないのが有難い限り。体感で秋口の気温。念の為、防寒対策として真冬の室蘭で一晩釣りが出来る程度の衣類を用意したけど、これなら雨さえ降らなきゃそのまま磯泊が出来そう。ってか、ジャケット着てたら暑い。 さて、今夜の宿に向かいます。
(注釈) 人間、すぐに順応するもんで、男女群島では夜寒くてガクガク震えていました。笑

18:28
初めて見た! 地下鉄空港線天神行きにて。
(注釈) JR九州の普通車両にだけ張られてるみたいです。福岡を紹介する本に書いてありました。
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18:29
なんだ、Suica使えるんじゃん!たんまりチャージされてたのを置いて来ちゃった。
(注釈) ほんとリサーチ不足。

19:46
こういう貧乏旅行も楽しいよね。 一泊2300円なり。
(注釈) 二段ベッドの宿、バスの会員カードで200円引き、バックパッカー御用達。
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20:15
共用スペースでしか飲食出来ないけど、女性二人が喋ってて、隣でウイスキー煽ってていいのかな。 灰皿あるけどタバコ吸いづらいから外で吸わんと。
(注釈) 結局館内全面禁煙でした。管理人さんに了承とって外にあったベンチでプカプカ。そしたら、チェックインしてからまだ会ってなかった同室のアメリカ人が返って来て、「You must be (a) Japanese」って話掛けられました。

20:37
結局ココ・・・。 しかし、美味い。 中洲の屋台は最終日に行くコトにしよう。
(注釈) 普段ココイチにはほとんど行くことがなかったので、逆に新鮮でした。中洲の話は余裕があればまた後ほど。
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20:45
流石に上着着ないとちょっと肌寒いけど、ずっと雨予報なのに雨降ってなくてほんと助かる。
(注釈) 予報は散々。しかし、降ってもポツポツ。雨の中でも釣りが出来るジャケット着てたので、まったく気にならない程度。

21:44
あ・・・今更だけど博多ラーメン食べればよかった・・・。
(注釈) やはり、名物は食べておかないと。



2013年2月18日
1:01
カナダ人とアメリカ人、喋ってること理解出来たのは半分以下。 もっと勉強せなあかん。
(注釈) 相手が気を遣って喋ってくれればなんとなく理解できる程度の英語力です笑
ちなみにアメリカ人はハワイ出身。カナダ人は・・・どこだっけな。結局マグロの話で盛り上がりました。


9:38
アメリカ人のイビキがうるさかった(笑)それでもグッスリ眠れた。起きたら自分が今どこにいるのか寝ぼけた頭で必死に考えて、寝てる方向とかも含めてようやく思い出せた。10時チェックアウト。カナダ人も起きた模様。
(注釈) 妖怪『枕返し』の本気を見ました。

10:35
チェックアウト。朝飯もチェーン店。 昼は博多ラーメンを食べよう。ああいうところに泊まりにくる人は日本人もみんな英語ペラペラだね。「おはようございます」って言ってたアメリカ人に日本語でちょっと喋ったら愛想笑いされた。自分も時々やるけど、多分バレてる。Ha-haって
(注釈) いつもの朝マック。日本人って書いたのは二人の女性で、話を聞くと二人ともしばらく海外飛び回ってたとかなんとか。通りでペラペラな訳でした。愛想笑いは日本人の特権かと思ってました。

10:42
男女、明日出船出来ず。 しかし、明後日は出れるみたいだから、それに乗るコトにした。2泊3日プランが出来るかどうかはまだ不明。余裕を持った予定にしてよかった。出船するまではあじかに滞在予定だけど、台湾人が沢山いるみたい。この旅で一体何人の外国人と出会うのだろうか。
(注釈) マクドナルドであじかに電話で確認してみると、そんな返事が聞こえてきました。しかし結局出れなかったのは一日だけだったので本当ラッキーだったと思います。

11:35
でっけー! こんなん見たことない笑 クエ釣りってホントすごい。掛けても獲れる気がせんなぁ。
(注釈) 最初に入った釣り具屋さんにて。北海道ではお目にかかることがない釣り具が沢山並んでいました。
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‏13:24
ドンゴロス発見!購入!一つで足りるんかな。
(注釈) 結局ゴミを入れて持ち歩く位の役割しか果たせませんでした。

13:30
しっかし、昨日は飲み過ぎた。外国人と話しながら一人で安ウイスキーぐびぐびしてたら、ちっちゃい瓶のやつ一個半無くなった。若干二日酔い。回復するまで昼ラーメンはおあずけ。食える気がせん。気持ち悪い。頭痛い。ここまで来て一体何してんだか。
(注釈) いつものことです。

13:36
今のこの動けない状態のうちに博多駅周辺の美味しい博多ラーメン屋さんを探しておかないと。通はバリカタ?替え玉はカタ?昨日読んだ本に書いてあった。 博多の女性は綺麗だって、確かに。 男性を立てる奥ゆかしい博多美人、ふむ、興味深い。
(注釈) 北海道にある博多ラーメンだと、「ハリガネ」とか「コナオトシ」とかよく聞いてたんですが、その本にはそんな名称一切載っておらず、北海道ローカル?しかし、確かに街中に綺麗な女性は多かった気がします。

14:59
博多ラーメンの一幸舎、二度と行かない・・・。
(注釈) クーポンで替え玉頼んだら忘れ去られました。現金で払ってた人はすぐ来てました。博多に行ってもあの店には二度と行かないですね。二度と。

17:30
店員さん「何釣るんですか?」 自分「何釣るんでしょうね」ほんと、これで何釣れるんだろう。 予定ではジグヘッドに付けてほっぽっておこうかと。
(注釈) ほっぽっといたら根掛かりしたんで辞めました。
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17:34
さってさて、バスに乗って一路平戸へ。 お湯沸かせば食べれそうな物をある程度買い込んだし、あとは明後日まで悶々と過ごすだけ。歩き疲れ&持ち疲れで手足がダルいダルい。
(注釈) YOKAROバスだと平戸口まで直で行くのでありがたいのですが、便数が少ないです。

20:00
バスで平戸に到着して、荷物をバスから降ろして一息着き、これからどうするか考えてると、同じトコで降りた若い女性に話しかけられた。 目鼻立ちがしっかりしてて可愛い。 「すいません、バスもう出ちゃいましたか?」 「え?」 どうやらここから出る市内バスの時刻を聞いて来たようだけど、自分はあいにく

22:05
平戸到着。 リリーの母ちゃん、いい人。 お好み焼き食べながらあじかの話を聞く。テレビ見て笑いながら焼いてた笑
(注釈) 平戸口バスターミナルすぐ横の『リリー』っていうお店で晩御飯。その時、『世界丸見え特捜部』でドッキリを仕掛けるっていう内容がテレビで流れてたんですが、リリーの母ちゃん、お好み焼き焼きながらテレビ見ながら爆笑。それ見て自分も爆笑。タクシー手配やレンタカーの確認、こんなとこ観光したらいいよっていう話など、ホント色々と良くしてくれました。ちなみに、電話するときに「あーりりーの母ちゃんだけど」って言ってたから勝手にそう呼んでます。ちなみに、呼んでもらったタクシーの運転手さん、自分が北海道から来たっていう話をしたら、実は昔旭川の自衛隊に居たっていう話をされ、自分も旭川に7年ほど住んでたって話をするともう大盛り上がり。あじかまでの5分少々の道のりを二人で終始笑っていました。210cmあるロッドケース、なんとかタクシーにも載せられてよかったです。
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22:08
んで、あじか到着。 今宵はこの広い空間を独り占め。 隣からは中国語、楽しそう。 話してみたら、「日本語ちょっとだけ」っていいながらペラペラと色々教えてくれた。いい人。 さて、明日は一日何しようかな。
(注釈) あじかに到着すると、入口が閉まっててインターホンで店員さんをお呼び出し。二階に上がると、片側30畳で間仕切りされており、ソファーがある奥側には4人の台湾人がいらっしゃいました。一人日本語ペラッペラな人がいて、トイレや風呂の場所など色々と親切に教えてくれました。
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2013年2月19日
5:08
こんな時間に「パチッ」と目が覚めた。 昨日は買い出しやら移動やらで相当疲れてたから、日が登るまでは泥のように寝てるだろうと思ったのに。 男女が近いからかな、興奮が収まらない。 台湾人のイビキも収まらない。
(注釈) ウイスキー飲んでたから眠りが浅かったのかもしれません。間仕切り向こうからは豪快なイビキが聞こえてました。

7:01
激しく降っとる。 右上にサムソンホテル。 こっからちと距離ある。 今夜はサムソンのカプセルルームに泊まってみようかな。 あじかの休憩場は、出船しない日はお湯を出してないよって台湾人が教えてくれた。 お、台湾人もみんな起きた模様。
(注釈) サムソンホテルはあじかが経営するホテルで、回転寿司やカプセルルームなど、都心から離れた場所には珍しいものが用意されており、また、最上階から眺める景色は絶景だとリリーの母ちゃんがごり押ししてました。結局カプセルには泊まらずあじかの仮眠所で泊まりましたけれども、出発当日の朝方に近くまで散策してきました。んで、出船しない日、というか、船が帰ってきた時しかお湯は出ないのですが、台湾人が店員さんに話をつけてくれて、30分だけシャワーからお湯を出してもらえて無事に身体を洗う事ができました。台湾人にホント感謝。風呂で他の台湾人とも喋りましたが、ここに10年以上通ってる人も。みんなで五島行くって言ってました。
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7:32
飯買いに行くの面倒だから磯に持ち込み予定の食料を食す。 うん・・・、チンせんと不味い。 ご飯がカチカチ。
(注釈) レンジでチンするご飯とレトルトカレー、特にご飯は冷たいままだと激マズでした。

7:34
でっけーーー! アラでっけーーーー!!
(注釈) クエ。時期になると釣る人は、行く度に2~3匹釣るそうな。いつか自分もタックル揃えて狙ってみたいです。
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11:33
ダルマ食堂のカツ丼、絶妙な半熟加減の玉子、味が染み込んだカツ、何よりホカホカの白飯、旨し。
(注釈) あじかから一番近くて、歩いて10分ほどのところにある食堂。ホント旨かったです。んで、食べた後に、長崎ちゃんぽんのメニュー見て、そっちにしておけばよかったと激しく後悔しました。
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13:38
明日男女へ行けることが決定。 ルアーですって言ったら驚かれた。 この時期にルアーはなかなか厳しいねって、なんてこったい。 まぁ、この時期しか来れなかったし、いないコトはないだろうし、次はハイシーズンに行きたいな、ってまだ行ってもいないんだけどね。
(注釈) 船長さん?社員さん?が仮眠所に来て、そんな話をしていました。


14:14
ニャンコに逃げられたー!
(注釈)  (´・ω・`)

14:34
ホットモットはしばらく改装中の模様です。
(注釈) 弁当屋さんはここしかないので、大変残念でした。

14:35
なんで長崎まで来てちゃんぽんを食べなかったのだろうか。。
(注釈) 後で後悔を先に立たせます。

17:52
フードショップ百合永の唐揚げメチャウマ。
(注釈) マジウマ。

17:55
酒屋さんでダンボールゲット!これで持ってくもんは全部揃った・・・かな?磯泊まりするときはこれを敷いて寝ようかと、あとは帰ってから荷物詰めて送る為。
(注釈) 段ボールは一晩でボロッボロになり、磯替わりするときに船に乗ったが最後、行方知れずになりました。多分ゴミ箱行き。


19:36
荷物に地名と名前を貼ってきます
(注釈) みなさんクーラーボックス・バッカンなどに直で書いてたり、ロッドケース・ライジャケなどには刺繍してたりしてました。
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2013年2月20日
0:45
7キロ先の小学校付近で火事発生、サイレンにビビった、大丈夫かなぁ・・・
(注釈) 電気を消して、寝ようかとゴロゴロしていたら、突然町内放送のサイレンが鳴り響き、飛び起きました。放送で地域名を言ってたので、グーグルマップを開き、比較的遠いのを確認して、再度寝ました。

9:56
ニャンコ!かわええなぁ。
(注釈) (`・д・´)
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11:42
昨夜の火事のニュースが流れとった・・・。
(注釈) ダルマ食堂でテレビ見てたら放送してました。御冥福をお祈りします。

11:47
長崎ちゃんぽん。 さて、これ食ったら出発。
(注釈) 北海道?苫小牧?で食べるちゃんぽんと味違うって聞きましたけど、そもそもちゃんぽんなんて普段ほとんど食べないし、違いとか比較対象が無いので比べようがなかったのですが、とりあえず言えることは、旨かった、です。
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12:43
名簿に名前書いて荷物積み込んで、あとは出船を待つだけ。 つい先日、ルアーでやってた人が200mライン出されてブチ切られたって。多分マグロだねって。今時期だとクロマグロかな。楽しみ。
(注釈) あとで聞いたら、男女群島にクロマグロは来ない様でした。もっと沖ですかね。荷物は出船一時間前の13時頃から乗せるのだと思ってたら、12時前から積み込んでました。飯食って帰ってきたら積み込んでたので焦って二階から荷物を引っ張りだしてきてもう汗だく。もっと余裕ある行動を心がけましょう。

13:17
うひょー!寝るトコないかと思ったけど、優しい方が確保してくれた。 通路で寝ることになるのかと思った。 さて、いつまで電波は届くのだろうか
(注釈) 船が離岸したので、船内に入ってみるとすべての場所に荷物or人が横たわっていて焦りました。本気で通路で寝る事を覚悟してました。恐らく普通に乗船している常連さんが、「ちょっと聞いて来てあげるよ」って言って確保してくれました、本当に感謝です。電波は五島までは通じてるんですが、何より電池の消費が気になったので、この呟きを投稿した直後に機内モードにしてました。



2013年2月23日
11:09
只今五島列島付近を順調に航海中。男女群島は凄いとこやった。クーラーボックス(笑)は空だけど、中には思い出がギッシリ詰まっとります。
(注釈) 帰り途中で。iPhone4Sですが、機内モードで4日間、多少写真撮ったり、メモ書いたり、夜独り寂しくなって電波がないか機内モードを解除したり(笑)程度だと充電無しでなんとか持ちました。

20:18
あじかの風呂は最高だった。 3日?4日?振りの風呂、いや、ここんとこ普通のシャワーやら水シャワーやらだったから、もう、気持ちよ過ぎて死ぬかと思った。
(注釈) 意外とみなさん、あじかの風呂に入っていかない様で、貸切状態の風呂に一人で飛び込みましたが、お湯はかなり熱くて死ぬかと思いました。

20:29
して、明日は早朝からまた釣り。ヘミングウェイツナを4日間釣り続けてたら右手中指第二関節ちょい下辺りに豆が出来た。他の指もそのうちなりそう。ロッド握ると痛いからテーピング巻いておこう。さて、明日は何か釣りたいな。
(注釈) もう少々ヘミングウェイを振り回します。
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七里ヶ曽根~壱岐釣行記へと続きます。
今しばらくお待ちください。







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# by sakanatsurinisshi | 2013-03-14 14:16 | 遠征

男女群島釣行記四日目

男女群島釣行記三日目の続き


『ラストチャンス』
4時前、アラームが鳴るより早くに目が覚める。
ホント、風が無くて温かくて平らで柔らかい床で毛布に包まって寝られるのは幸せだと思う。
どれだけ疲弊しきっていても、ちゃんと寝られれば疲れは癒されるということを改めて感じた。
筋肉痛も昨日より増している感じだけど、慣れたからなのか、不思議と身体はサクサク動かせる。
ただ、キャストし続けたことによりロッドを握る右手に豆が出来て痛い。
しかし、割れるまでいかないから、まだまだなんだろうね、きっと。
とりあえずは我慢できそうだから、このままやろう。
昨夜夕食を頂いた場所に出てみると、船長さんとポーターさんは人数分の弁当をちょうど作り終えた頃。
本日も宜しくお願いします。
エンジンが掛かり、錨を上げ、出船。
昨日夕方に回った磯々を順繰り順繰り回って弁当を配る、魚を回収する、磯を替える。
依然として風が強く、波も立つ、場所によっては激流だったり、そんな中で、船首を磯に接触させる瞬間はいつ見てもハラハラするのだが、
しかし、そこは、熟練の船長さんと誘導するポーターさん、抜群のコンビネーションで安全かつ確実に仕事をこなす。
心配する必要なんてない。

自分の番が来た、降りた磯は、『沖の平瀬』。
男女に来て初めて、スパイクのありがたみを感じる磯。
今まで降りたとこはほとんどがピンスパイクでも滑っており、その意味をほとんど成していなかったのだが、この磯ではしっかりとグリップする、ものすごい安心感。
早速、荷物を比較的平らな所に移し、朝ごはんの用意。
今日は、頂いた弁当にサンマの缶詰を乗せてみる・・・、もう、言わずもがな、なんでこんなに旨いんだろうっていうくらい旨い。
一気にかき込み、コーヒーを飲みながら、真っ暗な磯際を眺める。
さて、どう攻めたら良いものか、と思案する。
もう、あと数時間後には帰りの便に乗ってるんだなぁ。
これで最後、なんとか一矢報いることはできないだろうか・・・。
とりあえず、暗いうちからトッププラグを流れに乗せ、引く。
強く吹き付ける風に乗せてプラグを飛ばすと面白いように飛ぶし、流れもあるので遠くを攻める事が出来るけど、これまでヒットがあったのはほとんどがピックアップ直前なので、マサを意識しつつ、磯際を攻める。
次第に辺りは明るくなったので、ヘッドライトを外し、ミュートスに持ち替えてジグをキャスト。
風も間欠的になってきたので、場所を替え、タイミングを図りつつミノーを引く。
再度トッププラグに、ジグに、ミノーに・・・。
回収30分前、片づけをしなければいけないので、ここでタイムアップ。
本日、PNB。
結局、力及ばず、しかし、やれることはやったので悔いはない。
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『拍手喝采』
片づけを終え、朝下ろしてもらった場所に荷物をまとめ、ボーっと海を眺める。
すると、昨日昼までお世話になっていたヘリオスが近づいて来て、船長さん、「どうでしたかー?」。
面目ないです、力不足で揚げられませんでしたので、必ずまたいつかリベンジしにきます。
ちょうど磯替えで、乗ってくる方々の荷物の積み下ろしを手伝い、しばし談笑。
「ルアーでねぇ」「へえー、デカイのに切られちゃったんですか」「どちらから来たんですか?」
北海道ですって言ったら、「ええー!?こりゃ拍手もんだー!!」って拍手されちゃった。
よく来たねぇーって言われて、はい、来ちゃいましたって。
写真撮ってもらい、写真撮らせてもらい、お互いブログに載せますねと。
なんだか、こういう出会いって本当に嬉しいし楽しい。
橋本さん、平野さん、ありがとうございました。
また九州来るとき連絡しますね。
それからちょっとするとカイザーがお迎えに。
乗り込み、横になった帰路、波が高い、跳ねる、浮かび上がる身体、ぶつける頭、シェイクされる内臓。
こんな状況でも・・・寝られる・・・もんだ・・・zz
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『帰港、そして・・・』
起きたら港間近だった、だといいんだけど、実際は五島列島の辺りで目が覚めた。
でも1時間以上は寝たかな。
電波が通じる、誰かと連絡取るなんてホント久々、って思いながら最初の投稿はtwitter。
無人で電波の通じない磯に数泊するって言ったら心配していた家族にも連絡。
色々な人から返信がくる度に、あー帰ってきたんだなぁって。
すごい長い期間行っていたような、でもあっという間に終わってしまった。
身体がボロボロになるまでキャストを続け、今まで経験したこともないような強烈な引きを味わい、そして、手ぶらで帰ってきた。
悔いはないけど、時間が経つにつれて悔しさが増してくる。
あのときああしていれば、こうした方がよかったんじゃないか、なんであれやんなかったんだ等々・・・。
あれ?矛盾してる?まぁいいや。
今までそれほど大きいのを掛けたこと無かったし、掛けたら大抵の場合釣り上げれてた。
それが今回、最大限の準備とトレーニングをしていったにも関わらず、太刀打ちの出来ない大物と対峙した。
今回の大きな敗因は、慢心、用意した道具で少なからず安心していた気持ち、だと思う。
それが、ドラグの甘さやファイト体勢に入る際の時間の遅延、結果、根に潜られるという事態を引き起こしてしまったのではないかと。
まったく、いつになったら中級者になれるんだろうか。やれやれ。

しかし、釣れなくてこれほど悔しいと思ったことはない、という瞬間は帰港後に待っていた。
帰港し、荷物を上陸させ、それから各々車に積み込むのだが、その前にクーラーボックスに氷を詰めてもらう。
その際、みなさんクーラーを開き、釣れた魚のブツ持ち写真を撮る。
近くのスーパーで見たクロとは比べ物にならないサイズが次々と写真に収められる。
中には伊勢エビの姿も、触角は折れてしまってたけど、それも立派なサイズ。
午後の便に乗る人?も大勢居て、魚でいっぱいになったクーラーを見て回る。
本当に、どのクーラーも魚でいっぱいで、自分も楽しくてパシャパシャ写真取りながら見て回る。
さて、そろそろ荷物を片づけようかな、と自分のクーラーを持ち歩いてると、「すいませんー」と話しかけられた。
「ちょっと中見せてもらってもいいですか?」



「空っぽです\(^0^)/」



その後入ったあじかの温泉で涙はキレイに流した。
いや、しかし、四日?五日?振りの風呂は死ぬほど気持ちよかった。
ホント、死ぬかと思った。
もう、いっそのこと殺してくれ/(^0^)\
マサ釣って、あの場で「(ノ∀`)」って顔したかったなぁ(;_;)
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余裕があれば、男女群島出発前の出来事をまとめたいと思います。

→ まとめました
   男女群島釣行記準備他









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# by sakanatsurinisshi | 2013-03-13 00:02 | 遠征

男女群島釣行記三日目

男女群島釣行記二日目の続き

『大物ファイトのツケ』
朝の4時頃、船のエンジン音で目が覚める。
昨夜は結局、リーダー組んでたら12時を越えてしまい、急いで寝ないとっと思いながらもウィスキーをクピクピ飲んでいた。
なんか、停泊している船で寝るのが初めての体験で、楽しくて楽しくて、ついつい深酒をしてしまった。
しかし、今日はもう始まっている、寝不足?、3時間も寝れば十分じゃんね。
眠い目を擦ってボケーっとしてると、船のエンジン音は大きくなり、揺れが大きくなる。
「もう出発してる、急がないと」
と起き上がろうとする意思に反し、身体が動かない。
「あれ?」
身体が・・・、動かない。
昨日の一日中続けたキャスト、恐らく主にファイトで身体を酷使した反動が、これ、全身筋肉痛。
特に胸鎖乳突筋、僧帽筋、広背筋、上腕二頭筋、同じく三頭筋、あと大腿部の各筋、もうバッキバキ。
行く前に、主に大物とのファイトを想定したトレーニングをしばらくしていたにも関わらず。
シミュレーションはあくまでも仮想的空間で行われるもので、実フィールドとは似て非なるものであるということを改めて感じた。
でも、やってなかったらもっとひどかったね、きっと。
ビキビキで動くたびに全身から聞こえる筋肉の悲鳴、これはとっても・・・心地よい。
多分、この釣りをしてて、そういう風に感じる人って多いんだろうね、ね!
そんな重い身体を引きずるようにして荷物をまとめデッキに出た。

外に出るとすでに、磯に船をつけて弁当を配っている最中であった。
その時に、磯替わりを希望する人は荷物全部持って船に上がる。
中には、デカイのに切られ過ぎて、もう切りあげるおっちゃんも居た。
「もうやめやめ、あんなデカイのばっか掛かったら話にならん」
流石は男女、釣り人の心を意図も簡単にへし折ってくれる、だからこそ燃える人が多いのだろう。
基本的に釣った魚はドンゴロスに入れて気化熱で冷やしておき、このように船が回って来たら船に一度上がって自分のクーラーボックスに入れる。
魚が入ったクーラーボックスには、後で船長さんポーターさんが氷を入れる。
ここまで、自分は魚をキープしていないので、もちろんクーラーボックスは空っぽで軽い。

あじかは1泊2日(実質2泊3日)便しかないので、2泊3日をする場合は次の日の便に乗せてもらうことになる。
荷物は後で乗せ換えてもらうので、やっぱり名前は必須。
自分の場合は、クーラーボックス(笑)なので、荷物全部持って上磯することになる。
従って、ヘリオスの船長さんポーターさんとはここまで、ホント色々とお世話になりました。
昨夜の話では、どこへ乗せようねぇって言ってたけれども、あの、テレビ(正確にはYoutube)で見た『帆立岩』に乗せてもらうことに。
やばいやばいやばい、ワクワクが収まらない、あの磯に乗れる、やった、やった。
船は女島周囲の磯で弁当を配り終わった後、帆立へと面舵?取り舵?暗くてどっち向いてるかよく分からんけど、とにかくいっぱい!
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『釣りロマンで見たあの磯へ』
事前に唯一名前を知っていた磯、帆立岩に上陸。
釣りロマンで男女群島の放映を知り、その日楽しみにしていたのだが、普段テレビを見る習慣の無い自分はうっかり見逃してしまった。
その時の絶望感といったら・・・もう(´・ω・`)
その後、Youtubeでアップされているのを見つけ、狂喜乱舞、何度も、何度も食い入るように見たあの帆立に、今自分は立っている(`・ω・´)
その風貌は、画面で見たまんま、ポツンと切り立った磯が立ちはばかっている、まっ暗だけどね。
目線の高さに打ちつけられているアンカーボルトにロープを結び、オーシャンベルトと繋ぐ、落ちたら引っ張ってくれる人いないしね。
上磯する前にもらった弁当を暗いうちに食べようと思い、レトルトカレーを湯煎する。
と、その時、ヘッドランプのバンドが外れた。
暗い中でなかなか取りつけられない、どうしよう・・・。
焦るこたぁない、もう一つのヘッドランプを装着して、照らせばバンドを付けれるじゃない。
予備を持ってくるのが、電池切れや紛失のためだと思っていたら、思わぬところに伏兵が隠れていた。
まぁ、今考えたら、iPhoneのライトで照らしながらでも別によかったじゃんねって思うけど、その時は一瞬絶望感・安堵感に打ちひしがれていた。
ってか、交換でいいじゃんね、でも、もう一個のはデルタピークで重いんだもん。
そんな茶番を独りで繰り広げながら、湯がグツグツと音を立て始めたので、レトルトカレーを取りだし、さっそく弁当に掛けてみる。
「(*゚∀゚)=3」
これは、旨い!
100均で買ったレトルトだったけど、今まで食べたどんな名店のカレーライスよりも旨い。
船長さんが炊いたご飯も旨い。
これが『男女deカレー』、か。
ガツガツとカレーをかき込み、コーヒーを入れる、すする、まさに至福のひととき。

そうこうしているうちに、ぼんやりと辺りがうす明るくなってきたので、早速プラグをキャスト。
面白いように流されていく、1m/s程度、時速に直すとだいたい4km/h、人が歩く速さ。
100m流し、引く、150m流し、引く、200m流し、引く。
色々と流してみて、これだと思う動きを見せるルアーでしばらくやる、リップスライド。
100m以上流して、引くこと数回、ピックアップ直前、足元で、
「ボゴン!」
デカイ水柱と共に、ヘミングェイを通じてその凶暴な衝撃が、手に、腕に、身体全身に伝わる。
来た、マサだ。
そう考えるより先に、身体が反応した、合わせを入れる。
それから、すぐさまグリップエンドをオーシャンベルトに当て、戦闘態勢に。
今度は負けられn・・・フッ。
フックアウト。
クソォーーーーヽ(`Д´)ノ
一気に急上昇した心拍数、高鳴った鼓動、息切れして肩で呼吸する身体は、戦う準備は万端だったんだけどねって自分に言っている様だった。
悔しい、ハァハァ。
回収したルアーのフックには、何故だかフジツボが貫通している。
このフジツボがあれだけの突っ込みを見せる訳もなく、まさかマサがフジツボに食われた訳でもあるはずないない。
もしかしたら、これが深くフッキングするのを阻止していたのか・・・などと考えながら、外すのに手こずりながら、ポイッと。
それからしばらくトップでやるも、散ってしまったのか、警戒心が高まったのか、当たりを得られずにミュートスに持ち替えた。

今回ミュートス・ソルティガはジグ専用、昨日の教訓でドラグは10kg程度に締めあげる。
これ以上締めたら折れちゃう、気がする。
100gで、主にボトムを攻める。
が、しかし、底になかなか着かない、1分、2分、3分・・・。
怖くなって、途中からワンピッチ、ツーピッチ。
グリップエンドを最初からオーシャンベルトに当て、おっさんジャークスタイルで。
いち早く全力で浮かせる為に、最初から臨戦態勢で。
数投、四方にキャスト。
2時の方向から、またもやピックアップ直前、足元から10m程度離れラインが刺さっている位置で、もさっとしたアタリ。
それから、瞬時にティップが絞り込まれ、ついにはバット部分が折れそうなほど曲がる。
ググーッと強烈な引き、渾身の合わせを2度3度入れ、戦闘開始。
ひたすら潜るのに対し、ひたすらゴリ巻く。
ミュートスが有り得ないほど曲がる、微かにドラグも出る、しかし、そんなことはお構いなくただ、ひたすら、巻く。
例え折れても構わない、こいつを仕留められれば。
ガンガン巻き上げる。
あと少し・・・。
すると、もう姿が見えそうなところで急激に突っ込む。
マズい、このままだと足元の岩場に摺る。
どうする、耐えるか、しかしもう昨日の轍は踏みたくない、と思い、ベールフリー・・・、そのまま、フックアウト。
膝から崩れ落ちる。
「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

ヘミングウェイに持ち変え、ローデッド。
フルキャストした先、チョンチョンっと2~3度アクションさせると水柱が立つも掛からず。
その後はまったく音沙汰無し。
潮の流れが逆になった

昼飯に豚骨ラーメン。
弁当出ないのは今日と明日の昼。
食料があまり気味なので替え玉で食す。
足元を見ると、クロが泳いでるのが見える。
赤い小魚も沢山、なんだろう、サビキを落とすも釣れず、なんも釣れない、悔しいのう悔しいのう。
昼の見回りでブラックカイザー、帆立岩での続行意思を表明。
「次来る時(夕方)は荷物まとめとかんといかんですからね~」了解です。
ジャケットのチャックを締めようとしたら、Rivalleyって書いてあるタグが取れた。
その後、手を変え品を変え、色々試すがアタリ無し。
夕方近く、潮の流れも今朝と同じ方向に戻る。
風波も立ち、雰囲気十分、気合十分だったのだが、音沙汰無く、タイムアップ。
船に荷物を乗せ、「船に泊まらせてください」。
スピーカーから「了解~」と聞こえた。
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『2回目の船泊』
この船には韓国の人が多数。
ライフジャケットの後ろにハングル語で何やら書かれており、その下に「Field tester」の表記。
別の人は、2~3kgは入っていそうなキムチの大きな袋を手に、上磯。
長い夜のお伴なんですね。
そうやって、自分以外の全員を夜釣りポジションに磯替え&弁当を渡し、昨日と同じワンドに入る。
錨を下ろし、停泊。
違う船、寝床は適当に空いてる所へ。
横たわると一瞬にして意識を失った。
目を覚ますと、「ご飯できとるよ~」と船長さん、すいませんありがとうございます。
本日の晩御飯は、スキ焼き的な料理と、昨日と同じくクロの刺身、クロの白子、魚入った味噌汁、○ー○、○本○(○)
特に、クロの白子、初めて食べたけど、メチャウマ。
「好き嫌い分かれるけどね~」
ニンニクみじん切りしたやつを乗せてワサビ醤油で食べるのが通?これが旨かった。

んで、今日も馬場さんの話。
馬場さんがいい人だって言う話や、高橋さんの釣ったカツオが美味かったっていう話など。
カイザーの船長さん、高橋さんが乗船したときにポーターとして乗っていたらしく、間近で釣るのを見ていた模様。
帰港後、高橋さんは次の収録に直行しなければならなかったみたいで、魚は全部置いてったって。
で、カイザーの船長さんはカツオをもらって、帰って食べたみたいなんだけど、あんな旨いカツオ食った事なかったと。
身を切ると包丁が脂でギトギトに、醤油に付けると皿に広がる脂、もう旨いのなんのっていう話でこの日の夜は更けていった。
あー、あと、マグロは大体、沖赤瀬や鮫瀬、帆立岩で釣れてるって話も聞いた。
今日居た韓国の人達はツアーで来てるんだって。
そういえば、一人荷物を率先して積み下ろしてたり、韓国の人がいる磯に弁当渡す時、通訳やってたっけ。
あの人が添乗員的な感じなのね、最後降りるときキムチ持ってったけど。笑
他にも色々と話をお聞きしたけど、それは伏せとこっ。

「明日はどこに乗せようかねぇ~」、「え、イクラ送ればいい磯乗せてもらえるんですか?!笑」
特に鮫瀬に乗せる事について、色々としがらみが多いことを聞いた。
その中でも、船長さんは、「こう、若い人をね、鮫に乗せた時のあの喜び様、あれはホントいいよね、若い人に頑張ってもらいたいよね」。
この船長さん、アツい。
そうこう話しているうちにポーターさんは寝床へ。
未開封だった○○○もほとんど空。
この船長さん、強い。
自分そろそろ限界っす、お休みなさいませ。
リーダーを組み直し、就寝。
明日は泣いても笑っても最後、頑張らなきゃ。
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男女群島釣行記四日目
に続きます。











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# by sakanatsurinisshi | 2013-03-09 00:46 | 遠征

男女群島釣行記二日目

男女群島釣行記一日目の続き


『本気の磯泊』
日付を跨いだ頃、寒くて目を覚ます。
比較的風が遮られる岩の隙間を選んだつもりだったが、若干風向きが変わったのか、身体をすり抜けていく風が増えた気がする。
寒い、寒い、寒い、寒い。
気温はというと、マイナスにはなっていないけど、1℃は切る程度。
このままでは寝つけず、貴重な朝マヅメを寝ぼけ眼で迎えてしまうことになる。
死活問題の睡眠、なんとか体温の低下を防がねば、で念のためで用意していたイマージェンシーシュラフを取りだす。
緊急時の外気の遮断、体温維持を図る代物、コンパクトに収まるので今回荷物に紛れ込ませられた。
こいつに包まる、初めて使ったけど、これは、あるのと無いのとじゃ全く違う。
自分はまさに睡眠を取れるか取れないかの窮地に立っていたのだが、これのお陰でなんとか眠れそう。
銀紙に包まっている感覚、ペラッペラなのに侮りがたし。
今まで磯で夜を明かしたことはあったけど、ちゃんと夜に寝ようとした事は無かったっけなぁ・・・zzz

しかし、なぜ夜釣りをしないのにこんな思いをしてまで磯に泊まるかというと、理由は瀬渡しの時刻にある。
予定としては、初日は17時頃着。
二日目の見回り・瀬替わりは8時、12時、17時(弁当配給)。
三日目の見回り・瀬替わりは4時(弁当配給)、8時(一泊二日の場合はここで終了)、12時、17時(弁当配給)。
四日目の見回り・瀬替わりは4時(弁当配給)、8時(二泊三日の場合はここで終了)。
仮に、初日船泊まりした場合、二日目に竿を出せるのは8時から、朝の貴重な2~3時間を無駄にしてしまうため、何が何でも初日は磯に泊まらなくてはもったいない。
そもそも、尾長グレは夜がメインらしいので、この時期に船に泊まろうなんて人は皆無なのだけども。
自分は、荷物を少しでも減らすために、ギリッギリ一夜を過ごす事が出来る程度の準備を今回はした。
本気であれば、銀マット、シュラフやシュラフカバー、雨天時の為にブルーシートなども揃える必要がある。
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『男女で迎えた朝マヅメ』
5時前に起床、寒くて何度か目を覚ましはしたけど、なんとか朝まで眠る事が出来た。
銀袋と段ボールがなければキツかった。
凍える身体を温めるためにコーヒーを入れる。
うまい、冷え切った身体に浸み渡る、生きた心地がした。
ボケーっとまだ暗い海を眺めながらコーヒーをすする。
パンとバナナを食す。
一息ついたので、釣り開始。
明るくなるまでミノーで辺りを散策。
サラシを打ったり、流れのど真ん中に流してみたりしていると、生命反応有り。
なんか釣れた、けど、なんていう魚だか分からない。
これも30cm程度、白地に赤い斑点がある魚、目が大きい、食べたら美味しそうだけど、よくわからないのでリリース。
ようやく足場を確認出来る程度に明るくなったので、トッププラグを引く、がしかし、特に反応は得られず8時を迎える。
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『海の使者到来』
8時過ぎ、荷物をまとめて船に乗り込む。
ポーターさん「どうでしたー」、なんか良く分からないですけど魚釣れましたー。
その時に、今朝釣った魚の名前を教えてもらったけどド忘れした。
「じゃ、次はここで降りて下さい」
二の平瀬?だっけな、違うかも、女島の結構大きめの沖磯だけど、グルっと一周できるとこ。
風が強いので、出来る個所は限られる。
色々とやってみるが、相変わらず反応を得る事が出来ない、力不足。
しばらくやってると、なにやらプカプカ浮かぶ生命らしき物体を発見。
目を凝らす、あれは・・・、もしやウミガメ?!
明らかに亀、泳いでる、水面から頭を出したり引っこめたり、紛いも無く、あれは亀。
あれが出ると釣れないって誰かが言ってた気がする。
そもそも、掛かったらマズいから通り過ぎるのを待つ。
写真を撮ろうと試みるが、レンズを向けると、頭を水中に入れてしまう。
釣りを再開すると、またひょこって、プカプカ、くっそう。
結局、「これがウミガメだ!」っていう写真は取れずじまいで昼を迎えてしまった。
何やってるんだか・・・。
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『男女群島最強の磯に上陸』
船長さん&ポーターさんの「どうでしたかー」が突き刺さる。
せっかくいい磯に乗せてもらってるのに、満足な反応を得る事が出来ていない自分に苛立ちさえ覚える。
そんな自分の心境を感じ取り、それを不憫に思ったのか、「じゃ、男女群島最強の磯に乗せちゃるー」っと船長さん。
「ここに居なかったら男女に魚おらんわ」という話を聞きながら下ろしてもらった磯は、女島から遠く離れてポツリと孤立している、サメ瀬の『大サメ』。
雰囲気がヤバい。
潮がガンガン流れているのが見てわかる。
サラシも出来まくり。
急いで準備をして、トッププラグをキャスト。
一投目から何か違和感、今、何か触ったよね。
二投目、ガボッ、出た、暴れる、がしかし、フックアウト。
いる、間違いなくここには元気なやつが、いるいるいる。
その後、数回水柱が立つが、しっかり乗せる事が出来ず、歯がゆい思いを繰り返す、悔しい、悔しい。

ロッドを持ち替え、ジグで底を叩く、105g。
底は取れるが、1分近くかかる、そんなに飛ばせてないんだけども。
風に乗ってジグをふっ飛ばしたら、数えるのが不安になるほど底に着かない。
風が強い、潮流もすごい、何より、足元ドン深。
ワンピッチで探る、立ち位置変え、キャスト、ワンピッチ、キャスト、ワンピッチ・・・掛かっ
たー!と思った瞬間、物凄い突っ込み、何これ、すげー引く。
こちらも負けじと、力いっぱい合わせを入れ、応戦。
ドラグがジリジリ出ていく、あ、マズイマズイ、潜られる、ズリズリっとリーダーが岩に摺る感覚、ブチッ。
やられた・・・。
100lbのリーダーが意図も簡単にブチ切られてしまった、これが・・・マサか・・・。
ここにきて初めてミュートス100HHが軟弱に思えてしまった。
もっと速く巻かないと、もっと早く浮かせないと、もっと・・・。
5kgに設定したドラグ、これじゃ緩すぎる。
その後、再度ジグで探るが、何度か違和感を感じるもフッキングには至らず仕舞い。

日も傾き、辺りはオレンジ色に染まり掛かっている。
もう負けるわけにはいかない。
ヘミングウェイ88TUNAでプラグを投げ倒す、ラインはPE6号、リーダー100lb。
立ち位置が高い、8mのランディングシャフトでギリギリ海面に届く程度。
鬼殺、小刻みに引くこと数投、デカい水柱が立つ、ゴボッ!
来た!ヤバい突っ込み、でも、このロッドなら・・・。
しかし、5kgよりキツくしたドラグがジリジリ鳴る、これでも緩いの?!、急いでさらに締めた。
ヤバい方向へ向かってる、足元にある岩、やばばばばば。
ベールをフリーにするか、強引に抜きあげるか、よし、強引に行こう!
ブチン!!
「っっっっっっ!!!!」、声にならない叫び。
その後、悔しくて叫んだ、くそーーーって、隣の小サメに乗ってる人に聞こえたかな。
しばしの間、放心状態。
時間がもったいないので、急いでリーダーを組み、再度プラグで攻める。
しかし、音沙汰無く、17時、お迎え到着、さよなら大サメ、また来る日まで。
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『船に泊まっていいですか』
「いいですよ~」、船泊なんてある意味もったいないことする人いないので、ちょっと面喰った顔で。
しかし、自分にとっては、明日満足のいく釣りをするためにも、今日の疲れを癒すことが最優先。
船は波風のない女島のワンドで錨を下ろす。
停泊準備の一連の動作を、クーラーボックスに座り、ただただ見つめていた。
夕日が眩しい。
エンジンを止め、ポーターさんは魚釣り、船長さんは晩御飯の支度にとりかかる。
自分は、しばらく真っ赤に染まった夕日を眺めながら、今日あった出来事を反芻する。
この時疲れ過ぎていたのか悔しさはまったくなく、ただ、すごい体験をしたもんだと思うだけ。
今日一日ひたすらキャストし、ファイトし、歩くのもままならない状況だったが、重い体を引きずってなんとか船内に入り、寝床に横たわる。
身体がボロボロ、両手足がダルイ、ダンボールも船に積んでからどっかいっちゃったし、疲れ過ぎててこのまま磯泊まりはホント無理だった、野たれ死んでしまう。
満身創痍、辛うじて意識を保っていると、何やらいい匂いが、何か焼いてる音もする。
「晩飯食べましょう」
ホントに嬉しい。
メニューは、元々配られる予定だった白飯弁当、皮を炙ったメジナの刺身、肉料理、ちゃんぽん、ビ○○、日○○、至れり尽くせりとはまさにこのコト、本当に有難い限りです。
船出前に食べたちゃんぽんよりも断然うまい、なにこれ、船長さん料理ウマ過ぎ。
船長さん、ポーターさんが優しすぎて涙出そうになった。
その後、馬場さん水草さん、井上さんなどがよく来てるって話から始まり、主にマグロの話を聞かせてもらった。
クーラーボックスに入らないから、船底にね。
伊豆下田フィッシングのブラックエンジェルが、元はあじかのブラックフィンだったっていう話だとか。
中古価格でうん千万円、新艇だったら億は行くんですと、ひぃ。
伊豆までもってくのに、途中寄港給油しながらずーっと航海してったって。
写真を見せると、内装は変えたみたいだねって、元々は寝られるようになってたから。
こうして夜は更けて行った。
毛布、最高。
船が揺れるのに合わせてチャプンチャプンと船底から聞こえる、ウォーターベットに寝ている様・・・zz。

あっっ!リーダー組まんと!!
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男女群島釣行記三日目
に続きます。











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# by sakanatsurinisshi | 2013-03-06 02:12 | 遠征

男女群島釣行記一日目

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2013年2月18日22:00
男女群島への玄関口である『あじか磯釣センター』に到着した。
思い焦がれていたあの男女へ、ついに行くことができる。
釣りロマンでも、高橋さんが昨年の11月に男女の磯からムロアジの泳がせでキハダを釣っている。
時期は違えど、可能性はゼロではない。
玄関口で、掲げられた『あじか磯釣センター』の看板を眺めながら、様々な想いが込み上げてくるのを噛みしめ、インターホンを押した。
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『乗船準備』
受付で名簿に連絡先を記入し、ブラックヘリオスに荷物を積み込む。
ルアーマンは自分一人で、他はこの時期に好調な尾長グレを狙うフカセの方々。
通いなれているベテランばかりで、男女初心者は自分くらい。
この時期、一番多い人になると毎週行ってるらしい、すごい。
夏に近くなるとキハダを狙いのルアーマンも増える模様。
しかし、餌釣りの方が減る=釣り人の総数が減るので、まとまった人数が揃いづらく、いつでもいける訳ではなくなるみたい。
もちろん名立たるフィールドテスターの方々も数多くこちらを利用している。
その辺の話は後に船長から色々と伺った。
ポーターの方に荷物を渡すと、「ルアーかい?」
そうです、と答えると、「この前、200mライン出されてブチ切られた人がいたよ、ありゃー多分マグロだね」
やる気がウナギの様に昇るのを感じた。
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『北海道から来ました』
どこから来たか聞かれて、答えるとみなさん一様に驚いてた。
そして、親切に色々と教えてくれて、本当有難い限りだった。
北海道から来た人は過去に1人いたらしいけど、その時は時化で出れず仕舞いだった模様。
その後はいなかった様なので、北海道人で男女に渡るのは自分が初らしい。
出れなかった方の気持ちは、痛いほど分かる。
遠征組にとって前々に決めた釣行日程はなかなかずらせるものではない、天候はもう祈るしかない。
今回、当初は2月19日に船に乗る予定だったが、時化のため出港できずで一日延期した形だった。
若干余裕ある計画を立てていたが、この時期1日延期する程度で済んだのは本当に運が良かった。





『出港』
予約を入れていた人が全員集まったので、当初の予定である14時よりも若干早い13時過ぎに出港となった。
早々に船内に持ち込む荷物を持って中に入ってみたが、その構造に驚いた。
中には20人ほどが寝るスペースが確保されており、毛布や枕まで用意されている。
それぞれのスペースはある程度区切られており、場所によって2段だったり3段だったり。
一人分のスペースの広さは、大雑把に幅60cm・縦170cm、大柄な人だと窮屈だが、自分は小柄なので荷物を隅に置いて横になれた。
その前に、船内に入った時に空いてるスペースが無く、男女まで通路で寝る覚悟をしていたのはいい思い出。
男女までは3~4時間程度、船によって馬力が違うが、あじか最速2500馬力を誇るブラックサムソンだと飛ばせば2時間半で着くらしい。
真っ昼間から寝れるもんだろうかとか思っていたが、意外にも出港から30分もしたら夢心地だった。
目を覚ましたら、そこにはどんな風景が広がっているのだろうか・・・zz
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『ついに男女到着』
夢心地なのはいいけど、結構揺れが激しくて、内臓が揺すぶられる、ドゥルンドゥンって。
船酔いする人にこれはしんどいんだろうなぁとか思いながら、自分がそうならないように祈って眠る。
寝たり起きたりを繰り返していると、エンジン音が小さくなった。
男女に到着した、のである。
上磯の準備で、船内が慌ただしくなる。
自分も急いで磯に持ち込む荷物をまとめ、残りは船内の自分のスペースに残し、デッキに出た。
その時、すでに第一陣が上磯を開始しており、荷物はバケツリレーで次々と運ばれる。
荷物の積み込みが迅速に行われるように、荷物には必ず名前を書いておくことが求められる。
次々と上磯していき、ついに自分の名前が呼ばれた、急いで荷物をミヨシへ持っていく。
渡してもらったのは、確か『下赤瀬』。
後に知るが、ここではキハダが何本か上がっている。
ついに、北海道からはるばるここまでやってきてしまった。
他に誰もいない磯で一人、特に抑えることもせず、ただひたすらニヤニヤしていた。
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『孤独で贅沢な夜』
降り立ってみて気がついたこと、スパイクが効かない、ひたすら滑る。
岩が固く、表面に凹凸が少ないので、スパイクがしっかりと噛まないので、移動にはいつも以上に気を配る。
他に乗船していた方々の様にジオロックがいいんだろうね、きっと。
時計はすでに17時を示している、日没に近いので急いでプラグの準備をする。
北西の風が強く、出し風になる個所からしかキャストが出来ない。
憧れの男女、ドキドキしながらの第一投は特に何事も無く、二投目以降もまるで問題無くプラグは手元に戻ってきた。
そんなにうまくいくわけはない、むしろここまで来てPNBだって有り得る話。
重要なのは、全力でやりきることだろう、自分の力がどこまで通用するのか。
まだ先の長い男女釣行、気長にじっくりとやっていこう。
っというわけで、完全に暗くなる前に晩飯の準備をする、メシメシ~。
今回、なるべく嵩張らないものをと思い、ストレート乾麺タイプのとんこつラーメンを数食用意した。
ボンベは一個、これ、最終日まで持つんだろうかとか思うと、十分に沸騰させることが出来ず、途中で食べる。
もちろん、芯は残ってる、がしかし、温かいモノを食べれるのは有難い。
さて、今夜は、というかこれから基本ずっと1人、のんびり行かなきゃ。
腹も満たされ、日も暮れ、夜がやってくる。
夜釣りの準備は万端ではないが、とりあえず持ってる道具で色々と試していると、なんか引いてる、なんか釣れた。
後で同船した方に聞いてみると、「うちの地域では『ガシラ』って言うね」、「ここらでは『アラカブ』って言うよ」、どちらもなんとなく聞いたことあるけど、今調べてみたら、『カサゴ』、なるほど、これがあの魚ね。
30cm位だったから放したけど、結構いいサイズだったのね。
その後はエギングやったり、とあるエビを狙ったりしたけど、特に異常もなく、日付も変わりそうだったので就寝準備。
風が当たらない岩場に比較的平坦な場所を見つけ、段ボールを敷き詰め、横になる。
仰ぎ見た空は、満点の星空・・・というより、月明かりが煌々としている感じ。
眺めているだけでも持参したウィスキーが進む。
1人でチビチビ飲んでいると、この空間を独占しているような気になってくる。
醤油もわさびも持ってきてた、準備は万端だったのにさっき釣った魚をなぜ刺身にしなかったのか、と微妙に後悔しながらも、どうせそんな気力も無いくせにと自分に突っ込みを入れる。
こうして眺めている男女の月も、いつも北海道で見ていたものと大差ないはずなんだけど、どこか違う様な気がする。
または、どこか違っていて欲しいという思いがそういう気にさせているのだろうか。
きっと違うんだろう、だって、2000km以上離れているんだから。
まぁ、どっちでもいいや、とにかくここまで来れたんだ、あとは釣るだけだよね。
明日に備えて、明日を夢見て、岩に挟まり、眠りに着いた。
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男女群島釣行記二日目
に続きます。











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# by sakanatsurinisshi | 2013-03-04 18:03 | 遠征

漕いで獲った一尾の重さ ~カヤックフィッシング~

とうとう買ってしまいました。
シーカヤック。
もちろん釣り用です。
購入に踏み切った経緯は諸般ありますが、一番の理由はショアから届かないあのナブラにルアーを投げ込みたいという想い、これに尽きます。
ちょうど周りに自分と同時期に購入した方もおり、色々とアドバイスを頂きました。
今回は購入してから一本釣るまでの出来事を時系列無視して書いていきたいと思います。
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昨年からショアブリを開始し、9月頃からは磯に入ることも多くなった。
本格的なタックルが揃ってからはますますブリに対する想いも強くなり、遠くのポイントへ足蹴に通う日々が続いた。
そんな中、ときたま目にするナブラや鳥山。
しかし、その多くがキャストレンジ外で、鰤と思われる魚種がベイトを水面に追いつめバシャバシャと捕食するシーンをただただ指を咥えて見守ることしか出来ない事が多かった。

『あのナブラまで届けば・・・』

今年に入り、シーズンインする少し前の時期から通うも、なかなかヒットしない日々が続き、遠目のナブラを眺めながら、なんとかならんもんか、と考えていると、はっ、と妙案が浮かんだ。

『浮けばいいんじゃん・・・』

そう、浮かぶという案が浮かんこうして、じゃあ何を買えばいいのかを探す日々が始まった。
資金は引き出しやら書類の隙間やら放置していたFXの口座やらをあさるとザックザック。
バイクも北海道では夏限定の趣向品、釣りがメインの今の生活ではほとんど乗らないので売っぱらった。
こうして購入資金を確保し、購入したのはfeelfreeのシット・オン・トップカヤック、『ニュージェミニ』。
スペックは以下の通り。

全長375cm、全幅81cm、重量28kg、最大積載量250kg

タンデム艇で、自分の体重が約60kgなので、250-60=190kg、装備等含めると、同乗者に求める体重の上限は少なく見積もっても150kg程。
自分含め、同乗者に減量を求めなくてもいいということがこの艇にした決め手(嘘)。
こうして大海原へ繰り出す手段を獲得した自分は浮っウッキウキだった。

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さて、初出艇の日、友達がカヤック仲間を紹介してくれて、同行させて頂けることに。
本当に心強い限り。
進水式にはシャンパンならぬスパークリングワインを用意し、勢いよく振り、コルクを抜く。

ボジョボジョボジョ・・・

あれ?もっと勢いよく出るはずじゃ・・・。
って、後から考えたら、口を手で狭めないとダメだった・・・orz
まぁ、とりあえず、全体に掛け、安全祈願の儀式を行い、いざ出艇。


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『おお、浮いてる!』

この日はシーカヤック初心者には有難い海況で、無風、ベタ凪。
パドリングは、幼き頃、近所のB&Gという施設のカヌー教室に通った時にやった程度。
グアムの真っエメラルドグリーンの海で乗ったりしたのはいい思い出だが、もう十数年も前の話なので、初体験も同然、同乗した相棒ももちろん初。
そんな二人がたどたどしいパドリングで、先を進むカヤック仲間を追いかけるが、もちろんまったく追いつけない。

とりあえず、初めてなので、この状況に慣れることを優先し、のんびりと漕ぐ。
すぐ疲れる、漕ぐ、疲れる、休む、相棒船酔いで撃沈、自分は頑張って漕ぐ、そんな感じ。
漕いだりジグを投げたり遊んでいると、遠目に大規模な鳥山を発見。
向かってみると、鳥がバシャバシャ、魚もバシャバシャ、そんな状況がすぐ目の前で行われているところまで近づくことができた。
プラグを投げるも魚は沈んでしまい、結局反応は得られなかったが。

しかし、この状況は素直に嬉しかった。
行きたいけど行けない、投げても届かない、もどかしい思いをし続けたナブラのすぐ傍まで近づくことが出来たのだ。
自分の中でこれは大きな衝撃で、嬉しすぎてずっとニヤニヤしていた。
相棒はバウまで足を伸ばしゴロゴロしていた。

結局、初日はロッドを通じての魚の反応を得ることは叶わなかった。
いや、初日だけでなく、しばらくは得られなかった。
行けど、漕げど、キャストせど、まったく釣れぬ、そんな日々。
しかし、海に出る度に得られる新しい経験、見たこともない景色。
その中の、特に印象的だった出来事を幾つかをピックアップしたい。





・子鳥山
写真からお分かり頂けるだろうか。
右側にいる鳥が恐らく親鳥で、左側が無数の子鳥達である。
この写真は子鳥達が海面の藻か何かをついばんでいるのを親鳥が近くで見守っている様子を写したものだが、この子鳥達が海面スレスレを群れを成して右へ左へ飛ぶ姿は圧巻だった。
始め、鳥山かと思い、近づいてルアーをキャストしようかと思ったが、どうもサイズがおかしい事に気が付き、やめたのだった。
やめてよかった。
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・鳥山
言わずと知れた、アングラーを興奮のどん底に落としてくれる鳥山。
あるポイントへ行ったときに、頻繁にあちらこちらで鳥山が発生し、その大半に追いつくことが出来た。
もちろん海面では、バシュバシュっとブリと思われるナブラが起こっている。
しかし、キャストするが全然食わない。
明らかにナブラの向かう先にルアーが届いているにも関わらず食わない。
手を変え品を変え、色々やってみるが、結局食わせる事が出来なかった。
ナブラに届いても食わせられないことがある、ということを改めて痛く感じた。
次こそは・・・。
写真は鳥達と戯れる仲間たち。
経験豊かな仲間はこの時にしっかりと一本ゲット、さすが!
自分と同じく始めたばかりの仲間は誰よりも最初に一本釣ってた、いいね!
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・海上での食事
何の変哲もない只のカップ麺、いつもは非常食として引き出しの奥にしまわれているが、釣り場で食べると美味い事に気が付き、それからは可能な限り携行していた。
しかし、これを海上で食べたら、思いの他すこぶる美味かった。
例えるならば、真夏の晴天炎天下無風灼熱の海上でシーカヤックに乗ったアラサーのアングラーが波に漂いながらカップをつつき麺をすすっているかの如くの旨さ、ってそのままか。
いや、しかし、日常となりつつある非日常の空間に、日常のモノを持ち込むのは楽しいもんです。
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そんな経験(?)を経て、ベタ凪無風だった先週末に再度ひと浮きしてきた。
これまでカヤック仲間と出たり、単独ソロで出たりと色々だったが、今回は初めての単独タンデム。
自分は今回で6回目、依然として準備に時間は掛かるが、パドリングは大分慣れた。
少なくとも目的のポイントまでほぼ休みなく漕ぎ続ける持久力はついた。
魚探は2回目、使い方も大方理解し、フィッシュアラームを入れたり切ったりすることを覚えた。
同行の相棒も2回目、酔い止めという薬を口から喉を通じて胃袋に入れ、気合い十分である。

『バシュ』 

出艇してすぐ、水深にして10数メートルの位置で水柱が上がった。
いる。
すぐそこに。
結局、投げたプラグに食らいつくっていうことはなかったが、ポイントへ向かう途中で幾度となくそういう状況を目にした。
耳にもした。

海面を意識してるんだろうかね、とか思いながらポイントについて投げるのはジグ。
トップを引くと、興味を示してくれるのは鳥ばかりだったので、そういう選択をした。
潮はさほど動いていない状況。
近くのボートの人が楽しそうに青物とやりとりする姿を横目にひたすらシャクる。

すると、相棒、このニュージェミニで初の魚を釣る。
35cm程のマゾイ。
まさか先を越されるとは、と微塵程感じながら、素直に嬉しい一匹。
自分はというと、モソッというアタリが数度程度、掛けるに至らない。
今日は何かあるかもしれない、と言われ、自分でもそうかもしれないと思いながらシャクる。

『モソッ』

ん?
なんか掛かったかな?
着底から5~6回ほどワンピッチした辺りでヒット。
しかし、まったく引かない、掛かってるのかどうなのかも分からない、かすかに竿先が曲がる程度。
グイグイと軽く追い合わせを入れ、引きを確認しながらゆっくりと巻く。
ソイかな?
すると、
徐々に、
徐々に、
段々と重くなり、
終いには、

『ジジ、ジーーーーーーーーー!!!』

奴だ!!
突然悲鳴を上げるソルティガZ4500。
止まらんドラグ、しなるロッド、もう気分は最高潮。


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しかし、グリップを脇にかかえるこの体勢、すんごく辛い。
只でさえジグを振り続けて腕に疲労が溜まってるのに、追い打ちを掛けるかのごとく負荷が掛かっているのだ。
テレビとかでこの体勢でヒットからランディングまで持ち込むシーンをよく目にしていたのでやってみたが、とてもじゃないけど腕が持たない、竿を立てる事が出来ない。
しかし、あっちは元気そのもの、こっちの疲労なんてお構い無しでガンガン突っ走る。
それもそのはず、向こうは命がけ、しかし、こっちも結構命がけ、負けてなるものか。

『ジジジジィーーーー!!』


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ロッドが海面に突き刺さり、第五ガイドまでもが海の中。
キツイキツイ、もう腕上がらない、もう無理(喜)。
仕方ないのでロッドエンドを太ももら辺に当ててみる。


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あ、すんごい楽(・∀・;)

ってか、なんで数分やり取りして限界ギリギリになるまでそうしなかったのかは分からない。
恐らく必死過ぎて、そうすること自体頭から抜け落ちていたんだろう、きっと。
んで、ゴリ巻きはちときつかったのでポンピングで軽々と寄せる。
魚探のフィッシュアラームはピッピッと鳴り、その魚が真下を泳いでる状況を示していた。


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姿が見えた、青物だ。
楽な体勢になってからは1分と掛からず海面に姿を現した青物。
イエローの尾と横のラインが憎らしい。


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海面で存分に空気を吸った青物はすぐに大人しくなったので、ためしにオーシャングリップでのランディングを試みる。
なかなかうまく咥えられず、両手共にプルプルしながら、あちらもイヤンイヤンと首を振りながら、なんとか口に入り、無事ランディング。


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『あーーー、疲れた!』

獲った瞬間の一言。
それまでの緊迫していた雰囲気から解放され、筋肉も緊張状態から弛緩状態へ移行、安堵の瞬間である。
オーシャングリップ越しに伝わるその重さは、紛れもなくこちらに軍配が上がったことを示していた。


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『よっこいしょ!』

まぁ、とりあえず、嬉しいから持ち上げてみた。
とりあえず、重い。
重量感たっぷりのその個体。
数秒この体勢を維持するだけでもすぐに腕がプルプルしてくる。


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70cm、4kg、ワラササイズの十分立派なフクラギ。
地味にサイズ、というかウェイトアップ。
使ってるタックルが違うので比較はできないが、やはり前回の3kgよりは引いた気がする。
というかこやつ、

ランディング→両足の間のスペース→暴れる→(;゚∀゚)=3

ホント危険。
ジグついたままだとより一層身の危険を感じる。
頭をあっちに向ければ大丈夫かな。
でもそれだったらフック外しづらいし、どうしたものか。
まぁ、また次回考えます。
それでちょうどいい時間だったので、そのまま帰岸してパシャリ。
自身のカヤックフィッシング初物は十分立派なフクラギだった、チャンチャン。


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っというわけで、カヤックフィッシングを始めてから今までをサラっと書いてみました。
前回帰岸する際、血抜き後のフクラギはストリンガーに掛けて海中に入れたまま漕いだのですが、むちゃくちゃ重くて苦労しました。
1km/h程度速度が落ちる感じ、どんなに全力で漕いでも4km/h出るかでないか。
天気よかったし、身を日に晒すのは鮮度落ちるかなと思ってそうしたんですが、あまりにも大変なので、次回からは巧い方法を考えます。

また、漕いでる最中、近くをプレジャーが通り過ぎたのですが、Uターン、こちらに近づいてくるではありませんか。
なんかあったのかな、とか思ってると、

『エンジン付いてんのかい?大丈夫かい?』

と、心配になって声を掛けに来てくれたのでした。
今までは、すぐ傍を全力で突っ走ってくボートにしか会ったことがなかったので、本当に嬉しく思い、有難い限りでした。
あれ、たどたどしいパドリングだったから心配してくれたのかな。

やっぱエンジン付きはいいっすね。
どこまでも行けそうな気がします。
しかし、カヤックの利点も色々とあるので、次回はそれを最大限に生かして、一本釣りあげたいと思います。
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# by sakanatsurinisshi | 2012-08-31 01:55 | カヤック

追い求めた末の一本、そして・・・

ただ、ただ、あの引きを味わいたいがために、ひらすら走ったこの3カ月。
行けど、向かえど、本命に出会う事は叶わず、終盤にはボーズ続きで心が折れ掛かりました。
しかし、釣りに対する自分の姿勢を根本から見直すきっかけがあり、今の自分があります。
そんな中、ようやく獲った一本。
何物にも代えられない価値があることを、改めて感じました。
この喜びを誰かに伝えるのに、十分な表現力が今の自分には、ありません。
しかし、精一杯、キーを叩いて表現します。
どうぞ、最後まで読んで頂けると幸いです。
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2012年5月18日(金)B
風、波高、波周期、水温、潮流等のデータを基に場所を決める。
狙いは青物、しかし、水温としてはまだまだ低い、しかし、もしかしたら・・・、などと淡い期待を抱きながら現地へ向かう。
今年に入ってから対青物として揃えたミュートス・ソルティガを装備し、目的のポイントへ。

海況は、凪に近いが、多少風が吹いている感じ、悪くない、と思う。
このポイント、潮の流れや水深など、大まかなコトは頭に入っているが、
未だ自分でろくな釣果を出していないため、気になる箇所にただひたすら闇雲にジグをキャスト。

コン

と、ヒットしたのは、ホッケ。
しかも、ロウソクボッケ。
闇雲に投げた結果が、ホッケ。
しかし、キープ。

しばらく投げていると、また軽い当たり、ホッケのヒット。
今度は多少サイズアップ。
とりあえず、キープ。

足元を見るとホッケの群れ。
しかも、水面を割って何かを捕食している模様。
こうなると狙いはホッケになるが、狙うと釣れない。
自分の未熟さを奥歯で噛み締め、その気持ちをすでに釣ったホッケにぶつけ(背開きして)、その場を後に。






2012年5月22日(火)J
この日、立ったポイントは、とりあえずここで釣りをしたいと思った場所。
日常の喧騒から逃れたいが為に選んだポイント。
案の定、誰もいない。
そりゃそうだ、平日だもの。

この日はプラグをメインに組み立ててみる。
組み立てるったって、あんまり深いことまで考えが及ばないので、とりあえず釣ってみたいプラグを投げるだけ、ただそれだけ。

手に取ったルアーは、サクラマス用に自分で巻いた針を装着した、タイドミノースリム175フライヤー。

この時点(サクラ用自巻針)ですでに青物がメインではないが、どうもそういう雰囲気を海況からは感じられず、頭のどこかにサクラマスが泳いでいたから、それを投げていたんだと思う。
このルアーはとりあえずよく飛ぶので、キャストしてて気持ちが良い。
しばらくはフルキャストで、可能な限り遠投を繰り返していたが、まったく反応がないので、キャストする方向は徐々に岸際へ。

ゴン

と、結構いい引き。
しかし、ショアジギタックルの前には成す術も無いアブラコが海面を割って、登場。

『やあ、僕だよ。』

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やはりこいつの根に潜ろうとする引き味は、良い。
サイズも40cm程度、悪くない。
引き抜いて写真を撮るが、ひたすら暴れる、元気だね。

と、その瞬間、ルアーからジタバタしながら離れていくアブラコ。
フックから外れたか、と思ったが、フックは刺さってる。
しかし、ルアーとは繋がっていない、
よく見ると、自分で巻いた箇所が暴れた拍子にボロボロになって解けた模様。

『まだまだだね。』







2012年5月26日(土)H
この日、立った場所はただのポイントではなく、ターニングポイント。
釣りに対する様々な自分の考えが揺るがされた出来事、心の葛藤があったが、ここで書くのは意味がないと感じるので、また別の機会にキーを叩くことにする。

日に日に海水温も上昇を見せ、自分の中でのボーダーラインを越えた。
しかし、ここまで姿形を見せない青いシルエットは、狙う自分の気持ちを惑わせ続けた。
そして、別の、目に見える姿に翻弄されることに、なったようなならなかったような。

夜明けを待たずにポイントへ向かう。
風はほどほどにあるが、釣りにはまったく支障はない。
そして、驚くほどに流れる潮。
ジーっと海面を見ていると、何やら魚たちのささやき声が聞こえてきそうな、そんな雰囲気さえ漂う。
まだ暗いので、久々に取りだしたロックタックルで近距離、足元の状況を探る。

コン

コン

コン

ほぼ入れ食いに近い形でホッケがヒット。
聞こえて来た(否、来てない)ささやき声の主はこいつらか、と思いながら、カツオの一本釣り漁さながらのスタイルで次々とタイドプールに放り込んでゆく。

しかし、はっと、我に返り、ジグを結び直す。
ウミサクラチャン。
この年明けのサクラマスフィーバーでいい思いをしたジグに、これでもか、というほどラメを施したモノ。
見た目はこってこてだが、光を受けるといい感じに乱反射し、魚が視認してくれる、と信じている。
タックルはもちろんサクラ・ヒラメ仕様。
この時期、あまりにも沢山の魚種の可能性がありすぎて、どれを狙うか迷ったので、ひとつひとつこなしていく。

まずは、表層。
ヒット、ホッケ、ヒット、ホッケ。
サクラマスノーヒット。

次に、低層。
ジグを着底させ、2~3度ロングジャークでシャクリ、再び着底。
数回繰り返していると、

ドスッ!

来た!
デカい!
ドラグは若干キツめ、しかし、ジリジリと出される。
ひたすら根に潜ろうとするこの引きは、おそらく、あの魚。
こっちとしては、ただ、ただ、出された糸を巻き上げ、浮かせる事に必死。
これ以上はブレイクの危険性がある位までドラグを締める。
竿先を見ると、大きく、力強く弧を描き、時折魚の潜る動作に合わせて振動している。
改めて、掛けた魚の大きさを体全身で感じながら、足元に力を入れ、竿尻をお腹に当て、その引きに耐える。

しばらくは一進一退の攻防を繰り返したが、徐々に近づいてくるあの魚。
もうだいぶ糸は巻いた、もうそろそろ姿を見せてもいい頃。
と、思った刹那、見えた。
海面を割ったその姿は、あまりにも凶悪な歯、形相をしたあの魚。

ヒラメ。

デカイ。
海面で暴れる度に飛び散る水飛沫の規模は、その魚体の大きさを物語っていた。
これは絶対に獲りたい。
そう思い、足場見つつ、ランディングポイントを確認。

よし、ここだ。

幸いな事に、多少波があるので、その勢いに合わせてずりあげることを試みる。
タイミングを計り、、、3、、2、、今だ!

バシャバシャバシャ!

海面に近く、小高くなった場所にとりあえず乗せる事に成功。
しかし、次の波が来たら、これまで頑張った努力が無に帰する可能性のある場所。
ヒラメにとっては、起死回生、生き残るチャンスがまだ残された状況。
一目散、靴が濡れる事は気にせず急いで駆け寄り、リーダーを掴んでタイドプールへひっぱり上げる。

ふー。

完全に無意識でついた安堵のため息。
ロッドを持つ手、タイドプールのそばに立つ足は、それぞれ、微かに、断続的に震えている。
これは、極度の緊張状態にあった各部位の筋肉が急に弛緩状態になった反動で起きているのか、
それとも、釣り上げた感動、達成感で起きているのか、定かではない。
しかし、獲ったという、事実。
徐々に沸き起こる、満足感。
ごく自然に顔がにやける。
やった。

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60cm。
その後は、35cm程度のソイを釣り、相棒は42cmのアブラコを釣り、終了。
相棒は、一度、良型のヒラメっぽい引きをする魚を掛けたが、無念のフックアウト。
青物の姿は結局見れずじまいでこの日は終了。





2012年5月27日(日)R
訳あって、次の日、違うポイントに立った。
しかし、激しい潮流の前に成す術がなく、満足に攻めることが出来ないため、あれこれと対策を練る。
そんな中、移動の際、バランスを崩し、高さ2m程度の岩場から海へ落下。
何をそんなに焦ってたのか、その時の自分を責め立てたい。
しかも、落下の際、咄嗟に岩場に手を付いていたため、パックリ、親指から流血。
3本指穴あきグローブを、磯に入る際は2度と装着しないことを心に誓う。
結局、この日は踏んだり蹴ったりで、その場を後にした。






2012年6月2日(土)S
前回の事故を教訓に、様々な対策を施し、現地へ。
潮はほどほどに流れている模様。
潮が淀んでいる箇所を狙って、プラグを通す。

ググー!

来た!
デカイ!
しかし、ゴリゴリと巻ける。
ランディング場所を確認。
高いから、サイズによってはギャフが必要か、とギャフの位置を確認するが、遠い。
どうしよう。
とりあえず姿を見てからどうするか考えよう、そうしよう。
ひたすら巻く。
すると、見えた姿は、黒い・・・。

『や、やあ・・・。』
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40cm。
ルアーが口だけでなく腹部にも掛かっていた。
通りで重かった訳だ。
重いけど走る様な引きではなかった辺りからなぜ自分は気が付けなかったのかと考えてみるが、
その時は色々と必死だったんだということで自分を慰める。
結局掛けたのはその一匹だけで、その後は音沙汰無し。
船を眺めつつ、朝ごはんを食べて帰宅。
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2012年6月6日(土)L
サクッと現地入り。
強風。
潮はあんまり動いてない。
この日は、ジグメインでやってみようと思い、60~120gを色々と投げてみる、が反応なし。
横からの風なので、ただひたすらやりづらい。
そんな中、相棒、ワームで40cm程度のアメマスを釣る。
釣れるんだろうとは思ってたけど、実際に釣ってるのは初めて見た。うける。

その後、風がひどくなってきたので撤収。
一休みし、移動後、夕マズメ勝負。
沖には潮目が一本、射程圏内にあり、ひたすら潮目を目掛けてジグをキャスト。
底を取り、ワンピッチにロングジャークを組み合わせて数回

ドス!

ジジジジっとドラグは鳴らさないが、いい引き。
ミュートスもいい感じに曲がってる。
が、問題なくゴリ巻き出来る程度。
しかし、いい引き。
もしかしたら平物かも。
ダイビングペンシルを引く時よりも早いスピードでゴリゴリ巻いてくると、水面に姿を現したるは黒い姿。
ふむ。
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52cm。
何気にこんな大きなソイを釣ったのは初めて。
本命ではないが、素直に嬉しい一匹。
この日釣ったのはこの一匹のみだったが、十分に満足できるサイズだったので、これで終了、帰路に着く。






2012年6月15日(土)U
この日はロックフィッシングをやりたくて、現地到着後、仮眠を取らずに暗いうちから現地へ。
ポイントに着くと、すでに先行者。
いた事にビックリしたが、声を掛けたら向こうはもっとビックリしてた。
心細いし一緒にやりましょうと、お隣でやらせてもらうことに。
先行してた方はポンポンと何かしらの魚を釣ってスカリに入れていく。

『この魚、煮つけにすると美味いんだよね~』

ロックフィッシング、自分も始めた当初は釣った魚を持って帰って食べていたが、しばらくすると、釣ることがメインになり、リリースすることが多くなっていた。
しかし、その方は、ヒットする度に嬉しそうにやりとりをしていて、食べる時も嬉しそうな顔をされてるんだろうな、と思いながら、そんな姿に気持ちが温かくなった。
心の底から、純粋に釣りを楽しむということは、こういうことなのかな。
至って普通であろうその方の一挙一動に、その時はなんだかとても心が洗われた気がした。

気を取り直して、自分も水中にあるワームの動きに集中する.

コッ

ん?
なんか当たったかな。

ゴッ!

来た!
グググーっといい引きする。
いいねいいねー。
ディアルーナが悲鳴を上げそうな位曲がっている。
ひたすら重い。
一体なんだろう。
手前に根があるから、それだけは気をつけないと。
お隣の方はタモを持ってスタンバイしてくれている。
ホントありがとうございます。
無事ランディング。
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40cm。
サイズは思ったほどでもなかったが、すんごいぽっこりお腹。
この時期でもまだ粘って産み落としてない個体か、はたまた、ただの食いしん坊か、定かではないが、すぐさまリリース。
この時、リリースの仕方が悪く、しばらく海面を彷徨ってたのを見て申し訳ない気持ちになった。
次からはもっと優しくします。ごめんなさい。

しばらくすると、お隣さんが大物釣り上げて、絶叫。
ランディングのお手伝いをさせてもらい、ブツ持ちニコパチも撮って差し上げた。
『こんな大物、初めて釣りました、嬉しいです!』
その喜ぶ姿を見て、こちらも心の底から嬉しく思い、称賛の言葉を。
『おめでとうございます!』

その後は当たりもパッタリ。
明るくなってから、お久し振りな方が登場。
『来ると思ってました。笑』
一緒にジグを振り回すもカスりもしない。
磯寝してみるが、案外寝れるもんだね。
前回も同じように磯で寝てた気がするけど、きっと気のせいじゃないね。
起きて、昼飯食って、夕マヅメに備える。
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しかし、何やってもダメ。
遥か300m程の沖の潮目付近ではバシャバシャと青物らしきナブラが起こるも、こちらに寄る気配無く、ジグに掛かる事も無く、終了。






2012年6月16日(土)T
現地入りし、すぐさまポイントへ向かう。
状況としては、潮も動いており、何かしらの気配を感じる。
とりあえず近場を探ってみると、40cm程度のソイがヒット。
悪くないサイズ。
こんなのがコンスタントに釣れるんだったら何も言う事はない。

その頃、辺りは徐々に明るくなってきた。
海面では、時折バシュッっと小規模な水柱が立つのを確認出来る。
あれはなんだろう。
ジグミノーでトップを泳がせてみる。
ヒット。
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40cm。
面白い。
ルアーチェンジし、再度同じところを通すと。
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40cm。
今度はアメマス。
キャストする度に何かしらの魚がヒットする。
次はアブラコ40cm。
揃えたかのように同サイズ。
これはダイビングペンシルにアタックしてきた。
ジグに変えたらソイがヒット、40cm。
なんでも釣れる状況。
キャストする度に、様々な魚たちがルアーに身を寄せてくる。
トップで引くと、水柱を立てながら追ってくる状況。
青物でなくとも、これは面白い。
そうそう無いこんな時合い、逃してはなるもんかとただひたすらキャストを繰り返す。
がしかし、時間にしてほんの数分~十数分程でパッタリと静かになってしまった。
魚の活性が上がった時は、こうも楽しいものなんだということを改めて感じた瞬間だった。

その後はまったくな状況で、ボーっと海を見る時間も増えていった。
2km程先の沖では数十~数百頭程いるのではないかと思われるイルカの大群が水柱を上げている。
圧巻。
パシャパシャと撮り、一枚だけいい写真が撮れた。
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何をやってもダメだったので移動。
移動先は釣りにならなかったので再度移動。
再度の移動先では、これまたお久し振りな方が登場。
『来ると思ってました。笑』
しばらく並んで狙うも不発で終了。





ここからの約一カ月間、自身はまったくのノーフィッシュ。
2012年6月29日(金)W
同行して頂いた方が、初めてジグ使ってアブラコをフィッシュオン。おめでとうございます。
2012年6月30日(土)G
単独ノーノーフィッシュ。
2012年7月1日(日)M
同行させて頂いて、良型のヒラメがフィッシュオン。タモ入れ万歳。おめでとうございます。
2012年7月4日(水)V
単独ノーフィッシュ。
2012年7月10日(水)D
単独ノーフィッシュ。
2012年7月31日(火)A
単独ノーフィッシュ。

共に苦労して磯を巡り、そこで釣ってるのを見てホントやりましたねって言いたくなる。
いや、実際言ってると思う。
その場の、その喜びを、その時に分かち合える人がいるっていうのは素晴らしい。
後半の単独でハゲ散らかしている時、ふとそんな事を考えながら帰路に着いていた。

しかし、ちょうどその頃、周りでは良型の青物が上がった話を聞く度、焦りを隠せない自分がいた。
なんで自分にはヒットしないんだろう。
なんで自分はそういうポイントを選べないんだろう。
なんて自分は魚を見つける力がないんだろう。
なんて自分は腕が未熟なんだろう。
『なんで』と『なんて』。
そんなことを悩んでも仕方ないことは分かってる。
そういうのは、どれだけ現地に足を運んだか、どれだけ経験をしたかで補うものだということも。
しかし、あまりにもの釣れなさに、釣り自体が楽しくなくなって来ていた。

そんなある時、自分がなんで釣りをしているかを考える機会があった。
元々は、空白の時間を埋める為に始めた釣りが、いつしか生活の一部になり、今では私生活の大半を占めるようになっていた。
今、釣りをしている理由として、自身の精神状態を保つ為、日常の喧騒から逃れる為等色々あるが、やはり、釣りをする行為自体が好きだから、これが一番大きいと思う。
実際、釣りは大自然豊かな環境下、しかも、朝マヅメ、夕マヅメという朝日夕日のオマケ付きで行うことが多い。
そういう場所へ、燃料・時間を掛けて行き、だだっ広い海にルアーを放り込む。
そんな贅沢な事が出来ること自体、自分は幸せなんだと感じるようになった。
そして、禿散らかすのなんて些細な事で、重要なのはその場の雰囲気を楽しむ事にあると思えるようになってきた。
そう思ったら、断然気持ちは楽になり、釣り場に向かう足取りも軽くなった。
なんで釣りをするか、今ならこう言える。
『釣りが好きだから。』






2012年8月4日(土)N
この日、大変お世話になった方がいる。
現地の状況をこと細かく教えて頂いた。
それは自分のモチベーションを上げるのに十分過ぎる程の内容で、現地でどのように攻めるかのヒントにもなった。
大変有難い限りです。

現地到着し、まだ幾分早かったので仮眠を取ることに。
起床、4時半、多少寝坊したが、まったく許容範囲内、急いでポイントへ向かう。
立とうと思っていた場所には先客が、いや、正確には立とうと思っていた場所のすぐ隣だが、どうせなら広々とやりたいと思い、挨拶だけ済ませてすこし離れた所に立つ。
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多少、雨は降ってるが、霧雨みたいなモノ、自身の癖毛がうねる程度、問題ない。
波は多少のうねりを有し、磯際に程良いサラシを生成する。
準備を終えた頃、頭上を数頭の鴎や鵜が沖に向かって飛んでゆく。

『朝飯の時間です。』

と言わんばかりの形相で飛ぶ彼らの姿にしばし目を奪われる。
その向かう先に何かあるのかと、期待の眼差しで見つめるが、特にナブラを目指している訳でもなさそうなので、見つめるのをやめ、ジグを投入。

撃投ジグ105gピンク

買ったばかりのジグ、ウレタンコーティングも済ませ、今日の為に準備していたモノ。
ボックスに入れた新参のルアーに抱く期待は計り知れない。
キャスト時、ジャーク時、それぞれに、いい意味で力が入る。
こいつは何を連れて来てくれるのかな、と妄想に耽りながら、自分のショアジギのパターンを試していく。
ジャカジャカ。
ショートワンピッチ。
ロングワンピッチ。
ロングジャーク。
フォールフォールフォール。

ゴツン!

一瞬何が起こったのか理解出来ないほど、強烈な当たり。
ロングジャーク後のフォールで来たため、根掛かりとは明らかに違う。
臨戦態勢に入っておらず、足場の悪い所に立っていたため、バランスを崩し、一歩足を前に付く。

来た、来た、来たっととと。

追い合わせを2~3度入れ、急いでグリップエンドをお腹に当てる。
ロッドを立て、足を踏ん張り、準備万端。
ひたすらその引きに耐える。

ジジジジ

4kg程度に設定していたドラグが僅かに音を立てる。
これは、大きい、がしかし、恐らく獲れないサイズではない。
少しだけドラグを締めて、潜られないように浮かせながらゴリ巻き。
ただひたすら、必死でリールを巻く。
ようやくヒットに持ち込んだんだ。
絶対に獲りたい。

リールのハンドルが重い。
ただ、巻けばいい、それだけの動作、されど重いと大変さは何倍にも増す。
あと何回巻けばいいんだろう。
そんなことを考える暇がないくらい、ひたすら巻く。
腕に乳酸が溜まってきて、巻ききれなくなってきたので、ポンピングで浮かせながら巻く。
必死に巻く。

もうそろそろ見える頃かと思った時、見えた。
奴だ。
今まで自分が釣った事のないくらい大きいサイズ。
その瞬間、余力を残した奴は、最後の力を振り絞るかのごとく、潜る動作に転じる。
やばい、潜られる、あー!!

ブチッ!!

となることを期待した方には申し訳ないが、しっかりと浮かせて事なきを得た。
しかし依然と元気。
いつ潜られるかも分からない状況。
早いとこ上げてしまいたい、と思いながらギャフを探すといつものように遠くに置いてある。
うん、そうだよね。
とりあえずランディングポイントを探し、ずりあげられそうな箇所を見つける。
波の状況を見ながら、つ、次で、いや、次で、よし、今だっと!!

ビチビチビチ

でっけー。
と思う余裕もない。
次の波が来たらすぐにお帰り頂くことになる。
急いで駆け寄り、尻尾を掴んで安全な場所へ持って行く。

ふーやったー!

実際には『ハァハァハァ、ふー、ハァハァハァ、やったー、ハァハァ、!』
しかも、近くに人が居たので心の中で。
殆ど無酸素運動、酸素が足りない。
呼吸が整うまで肩で息をし、手を膝に着き、存分に酸素を補給する。
落ち着いて来たと同時に沸き起こる達成感。
感傷に浸る余裕さえ生まれた。
そんな自分に、手足は微かに笑って見せた。

















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70cm、3.2kg。
ブリと言うには少々足りないが、立派なサイズのフクラギ。
昨年釣ったやつは小フクラギといったところだろうか。
引きも段違い。
70cmという大きさの割には多少スリムな個体だが、引きは格別だった。
本当に楽しい。
タイドプールに横たわる姿を眺めつつ、今までの自分を振り返りながら、続けていてよかったと思った。
本当によかった。

その後は当たりも無く、これ一本で終了。
しかし、十分に満足。
一度は心が折れ掛かったが、多分折れても釣り場には向かってたかな。
でも、気持ち的に、前述した、心の転機がなければ、向かう道中は違っていただろうと思う。
もしかしたら、これもヒットしてなかったかもしれない。
気持ちを切り替え、釣りに対する姿勢を見直した結果の一本。
これは、自分の青物に対する想いを強める要因としては、あまりにも十分な釣果である。
ここからスタート、今やっとスタートラインに立ったんだとさえ思えた。




さて、自分の青物人生の開幕を祝うかの如く、
勝利のブツ持ち写真を今撮らん!









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なーんてね。
ちと感動的に状況・心理描写してみました。
まぁ、そう思ったのは事実で、釣れない時の周りの釣果に対してはただひがんでいただけです。
だって、あまりにも自分が釣れないんですもの、自分だって人間ですもの。
しかし、とりあえず一本釣れたので心に余裕が生まれました。
でも、ひがんではいたけど、おめでとうを言いたい気持ちは本当。
やはり近くの人が、満足いくサイズ釣ってたら嬉しくもなります。
その節は、傍で釣りをしていた方々、おめでとうございます。

今回の釣果、最終的には自分一人で釣り上げましたけど、決して自分一人の力だけではここまで来ることはできなかったです。
それは、自分と関わってくれる方々のおかげであることを、この場で強く感謝したいです。
ありがとうございます。
また構ってください。


最後に、タイトルですが、一本釣った先、続きがあるかの様に書いてますが、続きがあります。
今ここでは書かないですが、軽く写真だけ。
また別の機会にアップします。
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# by sakanatsurinisshi | 2012-08-09 13:57 | ショアブリ

悲願の神子元島

昨年、伊豆まで来るも悪天候のため果たせなかった沖磯釣行。
(前回の伊豆遠征の記事はこちら →   
今回は天候にも恵まれ、ようやく夢にまで見た神子元島に渡ることができました。
その道中に起こった悲劇の数々、とくとご覧ください。
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2012年5月11日(金)
今回の遠征の始まりは、釣行予定日前日の移動から。
東京での用事を済ませ、夢や希望が詰まったスーツケースを背負い、大急ぎで新幹線『こだま675号』名古屋行きに飛び乗った。
今回は、前回の経験があったので準備は滞りなく済ませられたかなー、と新幹線に揺られながらコーヒー片手に車窓からの都会の風景を眺める、
なんてことはせず、ひたすら、次の乗り換えはどれだとか、時間は、ホームは、という、現地に到着するまでのルート検索に必死。
今回は、品川→(新幹線こだま)→熱海→(伊東線)→伊東→(伊豆急行線)→伊豆急下田というルート。
乗り換え2回、費用5,970円、移動時間2時間39分。
帰りは、伊豆急下田→(伊豆急行線)→熱海→(東海道本線)→品川という新幹線を使わないのんびりルート。
乗り換え1回、費用3,780円、移動時間3時間30分。
熱海に着き、外の景色を眺めると、ああ、またここに来たんだな、と沸き起こる感慨深い気持ち。
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ちなみに、この日のトラブル一覧。
・コインロッカー事件
用事を足すのにスーツケースを持って行くこと出来ないので、品川のコインロッカーをくまなく探すも空き無し、自分と同じようにスーツケースを押してロッカーを徘徊している人多数、ちょっぴり芽生える仲間意識。
仕方なく、浜松町の駅を探すと空きロッカー発見、500円、財布にちょうど500円玉、意気揚々と安堵のため息をつきながら入れる、しかし入らない、使用硬貨100円玉オンリー、愕然としたところにすぐそばに自動販売機発見、1000円札で120円のコーヒーを購入、よし、と思うも、気がつけば手元には500円玉が2枚、100円玉は3枚、仕方なくコーヒーをもう一本購入し、なんとかロッカーにしまうことが出来たというお話。

・新幹線事件
新幹線に乗る際、改札で乗車券と指定席券二枚通さなければいけないことを知らずにゲートを閉めだされるという事態発生。
ちなみに、指定席券は買っていたけど、suicaを使おうとしていたため乗車券は持っておらず、乗車券の買い直しが必要、列に並ぶ、操作にも手間取る、新幹線の発車時刻は迫る、焦る。
喫煙できる指定席は16号車ということで、改札抜けてから一番端っこまでいかなければいけなく、スーツケースを押してすごいスピードでプラットホームを駆け抜けたのはいい思い出。

・ロッド未配達事件
着いてから船長さんが迎えに来てくれたが、そこでまだロッドが到着していないことを知らされる。
確実に着くもんだと思ってお客様伝票は自宅、荷物の番号が分からない、黒猫に送り主と届け先の情報を伝え、今荷物がどこにあるかを確認してもらい、なんとか近所の集荷所に届いていることが判明、船長さんのお母様に連絡し、集荷所にも店を開けておいてもらい、なんとか手元に届いた、もうホント色々な人に迷惑を掛けてしまって申し訳ない限り。。。




そんなこんなで、ようやく一息つき、ビールを飲みながら明日の準備に勤しむことが出来た。
明日はどんな場所でどんな潮が動いててどんな魚が現れるのだろう、と考えながら荷物を整理するのは本当に楽しい。
むしろ、寝れない。
が、しかし、次の日は3時半に船長さんが迎えに来てくれるので、早々に寝なくては体が持たない、ということで12時には布団に潜り込んだ。
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2012年5月12日(土)
本日渡るのは神子元島、縦で切って半分から東側は水深が浅くヒラスズキ狙い、西側は十分な水深がありカンパチ狙い。
最近はヒラスズキが好調とのことで、朝一は東側を攻めてみることに。
カンパチは潮次第、いい潮が流れると期待が持てるとのこと。
念のため、両方の準備を整え、いざ出船。

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ほんの数十分、ぼーっと外を眺めていたら気が付いたら現地到着。
船の先端を磯に押し付け、その間に、荷物をバケツリレーで運び、全員渡る。
沖堤防だったら渡ったことはあったが、磯は初めて、夢にまで見たその光景、楽しすぎて顔はにやけっ放し。

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朝一降りた場所。
朝は東側はウネリが多少あり、サラシも程々に広がる。
『ヒラスズキを釣るのに程好いサラシ』というのを知らないので、『いい感じのサラシ』なのかどうかは分からないが、とにかくサラシは広がっている。
もしかしたらこのどこかにヒラスズキが潜んでいて、自分が通すルアーに今にも噛みついてくるのではなかろうかと心臓バクバクさせながらキャストを繰り返すも音沙汰なし。
ちっちゃなベイトが群れで泳いでるのは確認した。
どこかにはいるはず、悪いのは自分の腕と知識。
神子元島ランガン開始。

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島の西側にも歩いて行けるとこはあるが、どこも人がいっぱい。
なので、東側+北側で行けるとこを探す、が、断崖絶壁多数。
結局は最初に降りたとこ周辺が良さそうだったのでひたすら打つがノーバイト。
ショアジギがやりたくなってきた。

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ずっと水深浅いところでやってたので、水深を求め船長さんに連絡、磯替わり。
状況としては、潮回りが悪く、グレをやってる人たちも苦戦しているとのこと。
朝一、ヒラスズキを2本掛けたがどちらもバラシたとのお話も、やはり釣る人は釣るんだと再認識。
本当は島の北西側にある離れた磯に渡してもらう予定をしていたが、ウネリが出てきて波を被っていたので断念、比較的安全なところで降ろしてもらうことに。

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島の北西部、端っこ、十分な水深、期待十分、しかし、動かぬ潮、簡単に底を取れる状況。
足場が高く、プラグを使い辛かったためジグオンリー。
久々のショアジギング、悲鳴を上げる身体、すぐに疲れてしまう。
今度来るときは肉体改造も必要だと改めて思った。

まったくのノーバイト、心も折れ掛かってきたが、せっかく来たのでひたすら体に鞭を打ち、キャストする。
周りのグレ釣りの人たちも、ほとんど竿がしならない。
状況は厳しい。
そんな中、ふとキャストしてた位置とは違う方向の海況を眺めていると、何やらおかしい。
潮がすごいことになっている。
これが、船長さんの言っていた、カンパチが好調の時の『潮の流れ』なのかもしれない。
ちょうどキャスト出来る場所があったので、急いで移動。
80gのジグをキャスト、しかし、底が取れない、油断して根掛かり。
120gでギリギリ底を取れる、ひたすら攻めるが、あっという間に流される。
周りのグレ釣りの人たちも活気が出てきた。

が、しかし、タイムアップ。
状況は良くなって来ていたが、終了。
無念のPNB。
しかし、やりきった。

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神子元島に別れを告げ、

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下田駅を後にした。
また来るよー。

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いかがでしたでしょうか。
北海道から伊豆まで行って、今回もPNB、何をやっているんだと。
しかし、前回は沖磯にすら渡れず、ある意味土俵に上がることも出来ずに不戦敗を喫していたので、今回は一歩前進したのではないかと思うわけです。
天候が悪い、潮が悪い、今日は日が悪い、遠征の場合はその辺の状況に応じて柔軟に対応することが出来ないので、いいときに巡り合うというのが本当に大変なのだと改めて思いました。
自分の場合、遠くに行くという事は、現状自分のすぐ行ける範囲のポイントよりもターゲットがいる可能性が高いと思われる場所に行くという事と同義であり、遠くまで行ってボーズが怖いから行かない、っていう考えはなく、結果として釣れなかったとしても、色々な意味で『しょうがない』と考える人間です。
遠征に際して、それほどの腕を持っているのかというと、まったくの疑問、というか、愚問にすらなり得るほど自分は初心者、腕はありません。
しかし、自分の住む地域では経験できないことがそこにあり、ステップアップの近道も隠されているんじゃないかな、という僅かな思いもありながら、遠征に赴いてます。
結局、何がいいたいかと言うと、

デカイ魚釣りたい(特に青物)

です。
伊豆にはまた行きます。
今年中、もう一度くらい、また別の地域に行く可能性がありますが、それはまた別のお話。
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# by sakanatsurinisshi | 2012-05-19 16:35 | 遠征

魚花(ホッケ)の季節

ターゲットとなるサクラマスの気配はある
むしろ飛びまくっている
ルアーを通すと魚信(バイト)もある
しかし掛けられない、掛けてもバラしてしまう、そんな釣行記録です。
本命、いつか必ずくる、と信じつづけながらリールを巻くこと、自分は好きです。

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2012年4月27日(金)
早朝、前日に上がったという情報があったポイントへ。
その日の風向きからすると、ちょうど風裏、やりやすい。
現地到着するも、その車・人の多さに愕然。
数日前、ここへ来た時は人っ子一人位しかいなかったにも拘らず、本日は満員御礼。
人のいるところにサクラマスあり、逆もまた然り。
とりあえず、十分にキャストできるスペースを見つけ、振る。

べた凪、サクラマスの跳ねあり、期待は高まる。

日も昇り切った頃、隣の方がヒット、サイズは50cm前後。
その取り込む姿を横目に、海面の状況をチェック。
潮はあまり動いてない。
跳ねのある場所までは、40gのジグがビシッと飛行姿勢が決まった時のキャストでようやく届く距離、
おそらく110m程度。
届くけど食わない。
跳ねてるけど食わない。
そこにいるのに・・・。

ゴッ!

とテンションが掛かり、グーっと引くも、すぐにフックアウト。
いわゆるバラし、未熟。

結局昼過ぎまでやるも、1本も上げられずに移動。
他のポイントは雪代、うねりによる底荒れで劇濁り。
居そうな場所を叩くも、掛かるのはゴミばかり。

掛ける腕も未熟ならば、ポイント選定も未熟、無念。






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2012年4月28日(土)
明朝朝一聖地にて、河口規制前のラストチャンス。
濁りの入っていなさそうな磯場を何箇所か攻めるも、結局ノーバイト。
魚の姿を見たく、ホッケの名所へ移動。

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見ての通り、満員御礼。
広い平盤の一部に多くの人々が密集。
集まった方がそれだけ多くのオキアミが巻かれるのでホッケも集まりやすいとのこと。
さすがにそんな場所ではキャストしづらいので別のポイントへ。

目の前に潮目が通り、雰囲気は良好。
潮目に対して、あれこれ攻めてみる。
すると、

コッ!

お、ヒットしたか。
多分小さい、サクラマスなら口切れするサイズ。
しかし、意外と引く。

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今年初ボッケ。
大きさも悪くない、手頃に食べて美味しいサイズ。
お土産ボッケ。
サイレントアサシンで初めて釣った貴重(?)な一尾。
その後は特に何もなく、この日は終了。







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2012年5月2日(水)
本日のメインターゲットは、端っからホッケ。
でも、朝一はやはりサクラマスの場所を探す。

潮の淀んでる箇所あり、色々とルアーを通すも反応なし。
潮目あり、そこまで届くルアーで色々と動きを試すも反応なし。
ベイトはいる、何やら微小な生物がワサーっと岸近くに。
こんなサイズにマッチザベイト、無理無理。
・・・無理無理。

完全に日が昇るまで探し求めるが、反応なく、ホッケ狙いにシフト。
使うジグ、普段ほとんど日の目を見ない3軍ジグ、これで根周りをタイトに攻める。
がしかし、反応は薄い。
足元を悠々と泳ぐホッケの群れ。
ジグを追ったりするも、すぐに見切る・・・見切ってる?!
ホッケに見切られるとか・・・、ホント、もう、どうしようもない。

仕方ないので、ジグの重さを上げ、フルキャスト、着底、ワンピッチorロングジャークで2本ゲット。
2本・・・内1本はシャーペンの芯ボッケ。

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釣ってすぐに開いておけば、帰る頃にはいい具合に干されてたかも、
と、帰る間際、腹開きをしながら思った。
次回からはそうしよう。















結局、ここ最近釣れたのはホッケのみでした。
ホッケ、サクラマスより全然美味いっしょって周りでよく聞きますが、
ホッケを刺身で食べる勇気もなく、
開きの一夜干しを美味しく仕上げる腕もないため、
どうしてもサクラマスのあの脂の乗ったオレンジ色の身に魅力を感じてしまいます。
元々、お寿司屋さんに行ってもサーモンしか食べないですし、ね。

さて、シーズンも終盤の雰囲気が漂い始めた感があります。
逆に、これから始まる場所もあるので、ポイント選択の幅が広がったという方が正しいかもしれません。
次の目標、2kgアップを目指して頑張ります。




話は変わりますが、北海道のルアーマガジン『ノースアングラーズ』に先日仲間に撮ってもらった写真を投稿したところ、最新号(6月)の読者投稿欄に載りました。

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なんだか、自分の写真がこういった雑誌に載るっていうのは、
嬉しいような恥ずかしいような、なんとも言えない感じですが、
ちょっとした”やりました感”があります。
これからもいい写真が撮れたら、初心者らしく、慎ましく、投稿してみたいと思います。
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# by sakanatsurinisshi | 2012-05-09 11:20 | ショアマス

鱒系奮闘期

このところ、ひたすらマス系(主にサクラマス)を追い求めてあちこち走り回ってました。
すでに1ヶ月以上前の釣行もありますが、まとめて書いていきたいと思います。
随分と長くなるので、時間のあるときにお読み下さいませ。
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2012年3月10日(土)。
この日は道央でも北側に位置するポイントを選択。
というのも、地元に所用があり、いつも行く様な場所には時間的に竿だすことが不可能だったための苦渋の選択。
しかし、事前に仲間から色々と情報を頂いていたので、テンションとしては上向きな感じ。
そのポイントまでは、いつもの半分以下の時間で着くので、かなり楽な移動だった。

で、現地到着。
BETANAGI。
もうベッタベタ。
ベタ過ぎて、海面に写る月明かりがとても綺麗でした。
この時、時刻にして4:51、まだ暗いが、準備をしているうちに徐々に薄明るくなってきた。



初めてのポイント、しかもベタベタで離岸流などもなかなか見つけられなかったので、
ひたすらランガン、引き抵抗のある箇所を探る。
ワンドの両サイドからワンド中央に向かって打つ。
朝マズメ、濁りもあったので、目立つであろうピンク系、グリーン系をメインにルアーをローテーション。

しばらく歩いていると、射程圏内に沖へ向かっている流れ出しを発見。
その流れに対して、様々な方向からキャストし、デッドスローでテロテロ巻く。
ルアーがしっかり潮を噛んでウォブリングするのをイメージしながら。
ダウンクロス気味にキャストし、リトリーブをしていると、

グン!

っし、掛けた!
かなり優しい引き。
40cm以下確定。
ずり上げてみると、可愛いアメマス。


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サイズはジャスト40cm。
ヒットルアー、買ったばかりのRJミノー。
小ぶりではあるが、人生初のアメマス。
正直サクラマスを釣るより嬉しかった。
なにより、悶々と巡らせていた自分の考えが結果になった瞬間、これは嬉しい。
このとき、自分は気持ち悪いほどにニヤニヤしていたに違いない。
サーフで他に人が居なかったのがせめてもの救い。
写真を撮って海に放すと元気に帰っていった。


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その後、日が昇りきって気温が上がりだす頃までやって終了。
しっかし、この日はひたすら寒かった。
持ち歩いていたペットボトルの水が凍るほど。。。


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朝方はガイドも凍りつくほど。
パリパリパキパキ。
この時期の釣りは忍耐が必要。
もうちょっとで暖かくなるからそれまで頑張ろう・・・と自分に。。。




2012年3月14日(水)
2012年3月16日(金)
2012年3月17日(土)
3日間、朝の1~2時間、近場を攻めるもPNBで終了。
そんなに甘くはないっていうことを改めて思い知る。
魚影の濃いポイントで打ちたい・・・。




2012年3月18日(日)
仲間から連絡があり、同行させて頂く事に。
ここ最近一人で打つ事が多かったので、なんと心強いことか。

この日、待ち合わせのポイントは積丹半島でも初めての場所。
全然さっぱりまったくもって分からなかったので、地図から判断し、とりあえずポイントらしき場所へ。
しばらくデコボコ道を走り河口に到着。
しかし、どう見てもこんなところでやれそうにない。
そもそも人っ子一人いない。
絶対場所間違えた。
って思っていたら、お電話。

『今河口に着いたとこですよ。え?右?右岸ですか??今は左岸に・・・。』

・・・。

入り口のわき道で待機していてくれた仲間に深々と感謝。
どーもどーもお久しぶりっす。
このポイントの状況をお聞きし、さっそく実釣。

入った場所、手前でも結構潮が動いており、根が点在。
さて、どう攻めようかと、とりあえずジグで遠投、反応無し。
距離を稼げるジグミノーで遠投、これでも反応無し。
手前に根があるので、ここを回遊するんでないかという思いで、
近距離を軽くて動きの良い(であろう)ジグミノーで近投、極表層をリトリーブ。
20投ほど、しばらく攻めていると、

グン!

っしゃ、乗せた!
引きがソフトな感じ。
自分のラインの位置を見失い、どの辺に魚いるかな、って思っていたら、気がつけばランディング。
あれ、いつのまに。
40cmのアメマス。
ヒットルアー、買ったばかりのコッシージグミノー。

このアメマス、ひたすら暴れるので、何度も海水で洗い、苦労して写真を撮ったのだが、
自宅に帰ったらなぜか写真消失。
渾身の作が撮れただけに無念。
ちなみに、波打ち際を行ったり来たりする不審な挙動で仲間に釣った事をアピールし、なんとかこっちに来てもらうことに成功したのはいい思い出。





2012年3月28日
久々の道南遠征、仲間の車に便乗させて頂き、現地へGO。
ポイントに到着すると、めちゃくちゃな吹雪いとる。。。
ま、まぁ、出し風だし、風も落ち着くはずだし、なんとかなるでしょう、と少々の仮眠をとることに。

起床、強風具合を確認し、二度寝。

再び起床、依然として風は強いが、せっかく来たんだし、やろう。
ということで、寒さで震える身体に鞭を打って、タックルを準備し、いざ、サーフへ。
それぞれ思い思いの箇所を攻める。
自分は河口周辺へ。
出し風なので、ルアーは吹っ飛ぶようにすっ飛ぶ。
どのルアーでも満足な飛距離を稼げるので、ルアー選択に幅が広がり、返って迷う。
とりあえず、まだ使ったことがないルアーの動きを見つつ、どう攻めるか考えながら打つ。

すると、近くのワンド中央の人がヒット。
その隣の人がヒット。
また最初にヒットした人がヒット。
そのヒットした人の隣のヒットした人がまたヒット。
そんなヒットオンパレード状態を遠めに眺めるも、人が混み混みだったので近寄ることも出来ず、
そのままの場所で打ち続けていると、

ゴゴン!!

おおーーーー、来たーーーーー!
この首振り具合は良型のサクラマス、かな。
ゆるっゆるのドラグをジリジリ出しながらそばに寄せ、波に乗せて無事にランディング。


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綺麗な綺麗なサクラマス、47cm、1.3kg。
ヒットルアー、ここへ来る道中で仲間から買ったばかりのディスタンスヴィクセン。
何気に久々のサクラマスだったので、もう嬉しいのなんの。
しかも、後ほど仲間がブログで書いてて初めて知ったのだが、
地味にサイズアップ、自己新、やったったたた。

その後、魚は居るがなかなか乗らない状況が1時間以上続く。
バイト、アタリはあるが、乗らない。
時折り、近くの人が掛ける、竿が綺麗に弧を描く、しかし、元の一直線に、というのを横目に、試行錯誤。
仲間の、小さいルアーだと食うかもね、っていう言葉を素直に信じ、持っている一番小さなジグをキャスト。
ひたすら、キャスト。
ただ、ひたすら。
素直に信じて。

コン!

おお、ホントに食った!
そうそう、このやり取りが楽しいのさね、って思うも、諦めの早いサクラマス。
スーッと、巻けば巻くほど、巻いた分だけそのまま近くに。
ゆるゆるのドラグも特に鳴らすことなく、あっという間にランディング。


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小ぶりな40cmのサクラマス。
ヒットルアー、年末のアメマス講習で頂いた、釣果報告条件付きの岡ジグLT-12。
仲間の言葉を信じてやった結果、これはこれで嬉しい。
なるほど、こういう状況でこういうことやればいいんだっていう事が分かった事が何よりの収穫。
どうもありがとうございました。
っていう話を、帰りの道中で本人に話したら、
本人、小さいルアー使うも飛距離を稼げないのですぐに変えてしまったとのこと。
あ・・・れ・・・?


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帰り道で見えた富士山。
ではなく、羊蹄山。
蝦夷富士とはよく言ったもので、形は富士山にクリソッ。
麓には名水ポイントもあり、週末は特に多くの人で賑わっている。
しかし、自分は水の味に特にうるさくもないので、いつもスルー。


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で、帰ってからまな板に並べる本日の釣果。
今日釣ったのは2本。
しかし、台所にはなぜか3本。
余った1本は、現地にて、浜に打ち上げられてたものをお持ち帰り。
サクラマスが打ちあがっているのを初めて見た。
ピクピクと痙攣した状態、瀕死状態。
最初、随分でっかいベイトが打ちあがったなぁ、なんだろ、っていう。
恐らく、致命的なところにフックアップし、釣り上げられ、小さいからリリースされたが、
すぐに力尽きたっていう感じかと。
小さいとお持ち帰るの可愛そうっていう感が強いが、フッキングした箇所によっては簡単に死に至る。
リリースするにも、釣り上げた魚の状態を見極める事が必要だと強く感じた釣行だった。
もちろん、美味しく美味しく、気が付けばおなかの中へ。
ご馳走様です。





2012年4月10日(火)
急遽釣りに行ける事が決定し、お家で睡眠をとってから朝方積丹半島へ向かう。
道中twitterで呟いてたら、仲間から連絡、ご同行させてもらうことに。
現地到着、仲間はすでに磯に上がっている。
状況としては、ベタ凪、風は若干ある感じ。
時々サクラマスの跳ねはあるものの、なかなか乗らない。
乗らないどころか、そもそもアタリが無い。
気がつけば、磯基部側に居る人がヒット、良型60アップのサクラマスをゲット。
それを見て、こちら側も気合が入るが、空回り。

しばらくすると、仲間がヒッ・・・バラシ。
追ってきて、足元で食うも、瞬時に対応出来なかったご様子。
その状況は、正直キツイです。
足元で掛けた場合、どうやって冷静に対処できましょうか。
むしろ、ベールフリーにして泳がせて、ある程度距離を置いてからファイトしたらいいのかな。
今度試してみようか・・・、しかし、果たしてそんなことが落ち着いてできるのか。。。

結局自分はPNBで終了。
60アップを釣った人から、去年フクラギ爆発した時の話を聞いて、違ったテンションを上げて帰宅。
徐々に変わりつつある頭の中の配色。
そう、ピンクからブルーへ。。。


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2012年4月13日(金)
12日にちょっと南の方へ所用があり、次の日の朝にその辺で打つことに。
深夜、ポイント到着。
さて、朝マヅメに備えて寝ようか、その前に海の状況を、と思い車の外へ。
無風、静かな海、穏やかそのもの。
投げ釣りのルミコが、並んでユラユラとかすかな緑色の光を発している状況。
すると、突然、そんな静寂を破る様な豪快なスプラッシュ音。

バッッシャーン

???
真っ暗な海で、明らかに何モノかが跳ねている。
あれはなんだ、と目を凝らして見てみると、
あ、青m・・・?
いやいやいや、そんな、こんな時期にまさか。
しかし、シルエットは真ん丸な感じで、去年の夏にここで見た状況と酷似している。
そう、あたかも、江頭2:50が海面を連続して飛び跳ねている様な状況。

急いで手持ちのルアーをキャストし、跳ねている魚の周辺を攻めるも、ノーバイト。
しばらく打つも、跳ねる魚は身を潜めたらしく、元の静かな海へ。
うーん。
ポッパーを持ってくるべきだったかな。
とりあえず寝て、明日の朝、頑張ろう。

そして朝、起きると酷い雨だったので、二度寝。
再度起き、まだ酷い雨だったので、三度寝。
それから1時間ほど寝て、起きると雨が上がっていたので、打つ、音沙汰なし、終了。
跳ねもなし。
あの魚はなんだったんだろう。。。


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2012年4月17日(火)
どうしてもサクラマスが釣りたくて、積丹半島へ。
このころ、50~60cmの良型の話があちらこちらであり、気分はもう釣りあげた感じで現地到着。
しかし、先週よりもベタ凪。
潮も動いている感じがしない。
うーん。
しばらく打ち、ノーバイトで移動。
駐車場にはお寿司屋さんの車。
ネタの調達かな?
こうして一本釣りの新鮮な魚を出せる訳なんですね。

別のポイント。
サーフで打つ彼の姿をアツい眼差しで見つめる車中の彼女の姿を見て、
おなか一杯になったので移動。

別のポイント。
程よく波あり、濁りあり、ゴミもあり。
ワンキャストでわんさかゴミがヒット。
どうにもいる気配なく、この日は終了。
車に乗り込んだら、予報通りの雨が、タイミングばっちり。


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2012年4月21日(土)
ついに、聖地へ。
年末、最後の釣行で行ったが、今までに見たこともないような波の高さ、風の強さにシッポを巻いて帰ってきたのが最後。
それから、通過はするが竿を出した事はなく、自分の中でその神聖さは日ごとに増していった。
その場所で、ついに、竿をだせる。
その思いだけでご飯が一口くらいはいけるかも。

現地へ到着、ポイントとなる河口へ車を走らせる。
しかし、どこに車を止めてよいものやら。
気がつけば堤防に乗り上げており、突き当たりは行き止まりだったので、ひたすらバックで元の場所へ。
首痛い。
初めて行くポイントは必ず迷う。
それだけは自信をもって言える。

仮眠を取り、サーフへ。
降り立ったと同時に、仲間から釣果メール。
え、もうですか。
驚きながら、自分も上げるぞと意気込む。
ベタ凪で地形の変化も読めないので、ひたすらランガン。
しばらく歩くと、仲間発見。
話を聞くと、状況としては悪くない、むしろテンションうなぎ上りなお話、そして、お隣で打たしてもらう。
アタリはあるが乗せられない。
うーん。

もうしばらくすると、朝に一本上げた仲間も合流。
3人でどうするどうすると会議していると、隣でやってた方がヒット。
しかも、良型、60アップ確定。
ベタ凪で、波に乗せる事が出来ずに往生している所を、仲間がタモの援助、無事ランディング。
居る事を確認したので、我々もひたすら打つ。
しかし、ノーバイトで場所移動。

ちょっとした磯、魚は居る、ルアーにまとわり付くように追ってくる。
しかし、乗らない。
磯なので、普段あまり使わないミノー類も色々試す。
レンジを変えたり、スピード変えたり、アクション変えたり、色々試す。
しかし、乗・・・

ココン!

ったー!
足元で回収する寸前でのヒット!
しかし、ひとしきりバシャバシャして、フックアウト。
この状況、どうしたら自分の中の冷静な自分が現れて対処出来るのだろうか。
『こういう場合はね、こうしたらいいんだよ、ほら』
って言ってくれる自分の出現求む、急募。
次こそは・・・。


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その後、追いも無く、音沙汰無くなったので休憩。
休憩中、車の揺れを感じ、サイドミラーを覗くと誰かが車を揺らしてる。
え、だれ、もしかして絡まれてる?
とは思わず、いつもの感じで、仲間登場。
いや、しかし、連絡なかったので、正直ビビッた。

みんなと合流したところで、一休み(爆睡)し、夕マヅメ。
さらにベッタベタな状況、跳ねはあるがまったく口を使わせられず、撃沈、終了。
この日は、久しぶりに朝から夕方まで、休みながらではあるが精一杯一日中竿を振った日だった。
ある意味満足。
悔いはない。
ちなみに次の日ほどよく筋肉痛。








2012年4月22日(日)
前日、悔いはなかったが、サクラマスへの未練はあったので、大きく移動した先のポイントで朝マヅメ。
状況としては、若干の向かい風、やや海面がざわつく感じ、悪くはない。
しかし、全然アタリは、ない。
隣では、何やら、何かを釣り上げている。
ボラ?ウグイ?
エサ釣りの人も同じような魚を釣っている。
しかし、自分の竿には何も来ない。
うーん。

もう半ば諦めて、ルアーの動きを確認することに注力。
ついでに、ルアーにウェイトを貼ったり剥がしたりして、飛行姿勢、泳ぎ、沈下姿勢などを確認。
そんな作業が楽しくて、一個、ある程度満足出来るものになった辺りで、もう色々とおなか一杯に。
しかし、時間までまだ幾分かあるので、とりあえず手持ちのルアーの最適な動かし方を模索。
これはこのスピードがいいのかな、とか、どうやったらちゃんと飛ぶのかな、とか。
そんななか、ボケーっと引いていると、

ドン!!

お?おお?!

ジジジーー!

おおー、来た来た!
ボラとかウグイとかのスレ掛かりかな、とか考えるが、ひたすら走るのでサクラマスかなという思いが強くなる。
ひたすら走る。
お隣はエサ釣りの竿3本出し。
ラインを見ると、どうやら、魚はそちら側へ走っている模様。

あ・・・やばい・・・

と思う間もなく、お隣の仕掛けを巻き込む魚。
この辺りで、一度跳ねて見せてくれて、銀色の魚体を確認、サクラマス確定。
しかも、悪くないサイズ。
しかも、めっちゃ引く。
めっちゃ楽しい。
グシャグシャの仕掛け、サクラマスとやりとりしながら隣の方にひたすら謝っていたけど、顔は緩んでいたと思う、多分ね。
仕掛けをメチャクチャにされたにも関わらず、お隣様、タモを出してくれて、誘導してくれて、無事にランディング。


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もう、ホントありがとうございます、サクラマス52cm、1.4kg。
ヒットルアー、プレスベイトカムイ。
良型はいつも買ったばかりのルアーで釣れてたので、今回はちょっと意外な感じ。
サクラマスの重量としては、そんなになく、スレンダーではあるが、それでも初めての50アップ。
もちろん自己新。

周りでサクラマスはまったく上がってなかったので、周りの人たちが集まって来て、
『これはサクラマスですか?』
『サイズはどのくらいですか?』
『あの潮目で来たんですか?』
質問攻め。
ちょっとした英雄気分。
悪い気しない。
むしろ、にやける顔を抑えるのに必死。

今回は完全に『釣れた』、っていう受動的な感じ。
『釣った』、『掛けた』,『食わせた』、っていう能動的ではない。
何しろ、意識は、このルアーをいかにそれっぽく動かすか、っていうことに集中していたので、
状況を見て、そこにルアーを通して、っていうことがまったくすっぽ抜けてた。
しかし、それが、余計な邪気を抑え、結果的にサクラマスの警戒心を解いたのかもしれない。
何が幸いするか分からない、だから釣りって楽しい、やめられない。



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口を見たら、もうホンッと鋭い歯。
ヒラメもスゴイ歯してるけど、サクラマスもかなり凶暴な感じ。
間違えても素手では口の中に手は入れられない系、絶対切れる、食われる、流血必至、気をつけないと。

そんなこんなで、時間が来たので、タイムアップ。
タモ入れしてくれた方にコーヒーのお礼を差し上げて、退散。
ありがとうございました。







そんなこんなで、3~4月の釣行記をズラーっと書きました。
今年入ってから、通算10本のサクラマス。
そして、10本目は念願の50アップ。
初心者の自分にとっては上出来すぎる釣果です。
こうなると欲が出るもので、15本、60アップ、という考えが出てきますが、
そこは堅実に、着実に、獲れる魚を獲る、という姿勢で、1本でも多く追加出来ればと思ってます。
総じて、いつも自分と関わってくれる方々に深く感謝します。

さて、来月からは周辺の河川で一気に河口規制が入るので、今週末はちょっとした勝負になります。
今週末も頑張ります。
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# by sakanatsurinisshi | 2012-04-24 03:39 | ショアマス